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2022/5/15 横浜FC戦(ホセ アウレリオ スアレス x 2022シーズンMIP)

2022シーズンMIP

とても絵になるアスリート

力強く、伸びやかで、美しい。プレースタイルも体躯も容貌も均整がとれている。シュートストップ、キック、ポジショニング、ビルドアップ。どれをとっても高レベル。今季、J2優勝した新潟と並んでリーグ最少失点数35を支えたのは、チーム戦術もさることながら、間違いなくホセだと思っている。

FCバルセロナのカンテラ出身。ダニエルやマルセルが指導してなければ、日本それも徳島のような地方クラブに来ることは無かったかも知れない。誰もが納得するパフォーマンスを発揮して、2022シーズンMIPにも選出された。そして男気の2023シーズン契約更新。新監督を迎える来季、ホセは間違いなくヴォルティスの中心選手。ともに戦える幸せよ!

EXIF

掲載カットのメタデータは以下の通り。

絞り(F値):  f/4
露出(シャッター速度): 1/1600秒
ISO感度: 640
焦点距離: 600mm

掲載カットはすべてアウェイゴール裏から撮ったもの。経験的に、ここは背景がよくボケてくれることを知っていたので、予め絵作りを決めて乗り込んだ。美しい背景ボケを作り出せれば、被写体の輪郭が自然と際立つ。そこにフォーカスした。キーワードは、被写界深度AF望遠圧縮効果

被写界深度を浅くすることで、ピント面を手前のホセに合わせる。この場合は一段絞ったF4だが、ナイトゲームだったら迷わず開放値にセットする。AFはシングルポイントで狙った部位に合わせるのが理想。ピント合わせに迷うなら、9点(3x3)または25点(5x5)のスモールゾーンにするといい。被写体の正中線を狙うと、全身にピントが当たりやすい。そうやって合焦率と合焦速度のベストバランスを見つけていく。その上で、望遠レンズの圧縮効果で、近景(ホセ)と遠景(スタンド)をフレームの枠内で渾然一体に凝縮させる。すべては被写体の世界を美しく描くため。

もうひとつの狙いはプライバシー保護。背景を溶かして絵作りの要素にするだけでなく、来場者の素顔を分からなくさせる目的がある。マスク着用とはいえ、観客のプライバシーを晒していいはずがない。そこまで考えて絵作りしていることを知って欲しい。

ニッパツ三ツ沢球技場

とても絵になるスタジアム

三ツ沢も日本平と同様、とても味わい深いスタジアム。ゴール裏もバックスタンドもほぼピッチレベルの高さ。チームカラーに染まるスタンドを背景にして、選手達の勇姿を視界に収めることができる。たとえ老朽化していても、屋根がなくても、これだけで価値のある球技専用施設だと思える。横浜FCにも新スタジアム建設の機運が上がっている。利便性や安全性、バリアフリーは必須条件だが、サッカーを魅せるための施設設計も是非お願いしたい。

2022年05月15日 明治安田生命J2リーグ 第16節
14:00 キックオフ
横浜FC (2-1) 徳島ヴォルティス

注意

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