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自己肯定感とメンタルヘルスの関係

こんにちは、アバトークです。

自身のマインドをコントロールすることは、メンタルヘルスだけでなく、病気にもかかりにくくなる可能性があることをご存知でしたでしょうか。

この記事では自己肯定感がメンタルヘルスに与える影響と、自己肯定感を高める方法を書いていきたいと思います。

メンタルヘルスを良好に保つ7つの方法について過去のnoteも合わせてご覧ください。

自己肯定感とメンタルヘルスの関係

自己肯定感は、メンタルヘルスにおいて極めて重要な役割を果たしています。自分自身を価値ある存在として認識し、肯定する能力は、幸福感、レジリエンス、そして全般的な精神的健康の基礎を形成します。すなわち、自己肯定感とメンタルヘルスは非常に密接な関係性があり、その相互作用が私たちの心の健康に影響を及ぼします。

自己肯定感がメンタルヘルスに与える影響

自己肯定感が高い人は、一般的にストレスに対処する能力が高く、人生の挑戦に対してよりポジティブな姿勢を持っています。また、大きな失敗をした時や、思い通りに行かなかったときの回復力が高まり、うつ病や不安障害のリスクが低くなることが示されています。

研究によると、自己肯定感の高さは不安やうつ症状の軽減と関連しています。ハーバード大学の研究では、自分の気持ちを抑え込みがちな人は疾患による死亡リスクが30%高まり、がんになる確率が70%上がるという報告もあります。

メンタルヘルスが自己肯定感に与える影響

メンタルヘルスの状態は自己肯定感に大きな影響を及ぼします。不安やうつの症状が強いと、自己否定的な考えにとらわれやすくなり、その結果、自己肯定感がさらに低下する悪循環に陥る可能性があります。

一方で、良好なメンタルヘルスは自己肯定感を高めます。自分を受け入れる力や自信を持つ力が向上することで、健全な自己イメージが形成され、それが自己肯定感の向上につながります。


自己肯定感を高めるための具体的な方法

自己肯定感を高めるためには、以下のような方法が効果的です:

  • 自己受容の実践: 自分の欠点や過ちを含め、全ての面で自分自身を受け入れることが重要です。  

例:大きなミスをしてしまったときに、「自分は失敗を通して成長できる」と考え、自分を責めるのではなく、その経験を受け入れる。

  • 目標設定と達成: 小さくて現実的な目標を設定し、それらを達成することで、自己効力感を高めることができます。

例: 毎日10分間のウォーキングを始め、1週間継続するという小さな目標を達成し、次は15分間のウォーキングに挑戦する。

  • 感謝の習慣: 日々の生活の中で小さな良いことに感謝することは、ポジティブな思考を促進し、自己に対する肯定的な感情を強化します。

例: 夜寝る前に、専用の感謝ノートを用意し、その日に感謝できる出来事や人を具体的に書き出す。「今日のプレゼンがうまくいった」「同僚が仕事を手伝ってくれた」「カフェで飲んだコーヒーがとても美味しかった」など、小さなことも丁寧に振り返ることで、日々の充実感を高める。

  • 健全な社会的関係の構築: サポート的な家族や友人、同僚との関係は、自己価値感を高め、孤独感を減少させます。

例: 定期的に友人と食事やお茶する時間を設ける、職場では同僚に「ありがとう」と日常的に言うように心がける。

  • 「親切リフレクション」の実践: 週に1日、人に親切にする日を選び、1日5つの親切な行動を行い、その経験を振り返ることで、自己肯定感と幸福感を高めることができます。

例: 電車で席を譲る、近所の人と挨拶を交わす、職場で同僚を手助けする、道案内をする、コンビニの店員に「ありがとう」と言う。その日の終わりに、これらの親切を振り返り、自分の気持ちに注目する。

  • 「幽体離脱メソッド」の活用: 自分の名前や「あなた」と呼びかけ、対話することで、自分の気持ちに距離を取り、客観的に見つめ直すことができます。

例: 自分が落ち込んでいるときに、「〇〇(自分の名前)、少し休んでみるのはどう?」と自分に優しく問いかける。

  • 自分をいたわる瞑想: 他人が困っているときに優しくする気持ちで、自分を癒やす習慣を身につけることが重要です。

例: 深呼吸をしながら「大丈夫、私も頑張っている」と自分に言い聞かせ、自分に寄り添うイメージを持つ。

企業や社会が果たすべき役割

職場環境でのメンタルヘルス支援や、学校や地域コミュニティでの取り組みも重要です。働きやすい環境づくりや、子どもの自己肯定感を高める教育、地域レベルでのメンタルヘルス支援など、社会全体で自己肯定感とメンタルヘルスの向上に取り組むことが求められています。

おわりに

自己肯定感とメンタルヘルスは密接に関連しており、互いに影響を与え合っています。臨床的な研究でも、自己肯定感の高さが不安/うつ症状や注意力の問題の軽減につながることが示されています。日常生活の中で意識的に自己肯定感を育てる努力をし、必要に応じて専門家のサポートを求めることが、健康的なメンタルヘルスの維持につながります。自己肯定感を高めることは、より満足のいく健康的な人生を送るための基礎となるのです。

参考文献:
【精神科医が教える!メンタル改善法】-自己肯定感を向上させる https://kyuushoku.com/blog/101599
強メンタルに! 脳科学的に正しい自己肯定感の高め方 - 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOLM148340U2A910C2000000/
 The role of self-esteem in the development of psychiatric problems https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5747942/
【メンタルヘルス】ラインケアの前に予防としての自己肯定感の ... https://self-esteem.or.jp/linecare_and_self-esteem/
 自己肯定感を高める7つの方法とは?低い部下をケアするポイントと ... https://ldcube.jp/blog/self-esteem190
自己肯定感とは?定義・重要性・高める方法を徹底解説 https://liberary.kddi.com/liberalarts/self-affirmation/
「自己肯定感」とは? 低い原因と高める方法・組織づくりのコツを ... https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=3984
メンタルヘルスケアとは?疾患事例、企業の実施メリット - Growbase https://hss.wellcoms.jp/blog/n0104


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