「社会的つながり」があなたの寿命を延ばす？最新研究が示す驚きの効果

2024年12月19日 21:01

こんにちは、アバトークです。

誰もが長生きしたいなぁって思っていますよね。

その秘訣が実は身近にあります。

「社会的つながり」です。

忘年会、同窓会、懇親会。。。

飲み過ぎには注意しながら、積極的に参加してみましょう。
長生きできる近道かもしれません。

「社会的つながり」以外にメンタルの健康を保つ方法についても過去のnoteをご覧ください。

社会的孤立のリスク

驚くべきことに、人とのつながりの欠如は、喫煙よりも寿命に大きな影響を与えることが分かっています。ある研究によると、社会的に孤立している人は、そうでない人よりも死亡のリスクが50%も高いという結果が示されました。つまり、孤独は喫煙よりも身体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

近年の研究で、社会への参加が健康長寿の実現に結びつくことを示す証拠が確認されています。日本の研究では、趣味の会、スポーツの会、ボランティアの会への参加率が高い地域ほど、健康寿命と平均寿命が長いことが明らかになりました。

具体的には、以下のような活動が健康長寿に寄与することが分かっています：

これらの活動に積極的に参加している人が多い地域ほど、健康寿命と平均寿命が長い傾向にあります。

最新の研究では、社会的関係が生理学的にどのように健康に影響を与えるかが調査されています。アメリカの4つの大規模な全国調査データを用いた研究では、社会的統合、社会的サポート、社会的ストレインなどの社会的関係の側面が、C反応性タンパク質や血圧などの客観的な健康指標と関連していることが示されました。

さらに、強い社会的つながりを持つ人々は、以下のような傾向があることも分かっています：

これらの要因が複合的に作用し、健康状態の改善と寿命の延伸につながると考えられています。

社会に参加することで得られる「自分は健康だ」という実感（主観的健康感）は、健康で長生きすることに大きく貢献します。また、研究によれば、地域のつながりや社会的・物理的な環境といった地域環境の要因が、人々の幸福感（well-being）や心身の健康に影響を与えることがわかっています。

例えば、以下のような地域環境が重要です：

これらの要因が相まって、人々の社会参加を促進し、健康長寿の実現につながると考えられています。

実は、身近なSNSやビデオ通話を通じて遠距離の友人や家族とつながりを維持したり、オンラインコミュニティに参加したりすることで、新たな社会的関係を構築することができます。

社会的なつながりの重要性は、単なる心の満足感にとどまらず、私たちの身体の健康や寿命にも直接影響を与えることが、科学的に明らかになっています。人とのつながりを大切にし、積極的に社会に参加することは、健康で長生きするための大切な鍵といえるでしょう。

健康で充実した人生を送るためには、日々の運動やバランスの良い食事に気を配るだけでなく、家族や友人との絆を深め、地域社会に積極的に関わる姿勢が欠かせません。また、それは個人の努力だけではなく、社会全体が支え合い、つながりを育てる環境を整えることも必要です。

私たち一人ひとりが、日々の生活の中で人とのつながりを意識し、社会参加の場を見つけ、行動に移していくこと。それが、自分自身の健康と幸福を育む第一歩となるのです。

日頃のモヤモヤや悩み相談の対応ができるメンタルパートナー（カウンセラー）を募集しています。少しでも気になる方はお気軽にご連絡ください。