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ギフト

繊細さん
敏感さん
HSP
エンパス
共感覚

今は、自分を説明するための名前がたくさんあって、いい世の中になったなぁと思う。


幼い頃、お友達が「きれいでしょ〜」と見せてくれたマーブル模様のスーパーボールがどうしても好きになれなかった。

なぜなら、その色を見ていると、嫌な味が口いっぱいにが広がってものすごく気持ち悪くなってしまったから。


私は、長年、自分の強すぎる感受性に翻弄されていた。

眩しがり。
音に敏感。
化繊の物は肌触りが苦手で綿か麻の服しか着られない。なんなら、服を着たくない。幼少期の写真は、上半身裸のものが実に多いこと!笑

相手の感情の動きが手に取るようにわかる。
感情や音や味が色で見える。
目が悪いのに細かな所や他の人が気付かないような変化が見えてしまう。
写真や音楽から匂いを感じる。
その他にも、たくさん。


なかなか理解してもらえなくて、変わってる。神経質。弱い。そんな言葉を投げかけられるたびにとても悲しくなった。

自分の感覚に蓋をしたこともあったなぁ。
相手を傷つけないために。
嘘をつくことを覚えた。
自分を守るために。

でも、感じることは止められないからとてもとても苦しかった。


私は、自分の強すぎる感受性との付き合い方がわらなかったんですよね。
みんなと同じように生きていくためには、邪魔な感覚だと見てみぬふりをしてた。

だけど、絵や言葉や写真で表現するようになって考えが変わってきました。
私にしか表現できないもの。私だからこそ表現できることがある。
そう気付いた時、やっと自分に優しくなれたんです。

心と体の緊張がほどけた瞬間でした。

子供の頃から、ちゃんとしなきゃ。みんなと同じようにしなきゃってめちゃくちゃ緊張していたんですよね、きっと。緊張していることも忘れちゃうくらい日々、必死に頑張ってた。


そう思ったら幼い頃の自分や今まで頑張っきた自分が本当に愛おしくて。ぎゅ〜って抱きしめてあげたくなりました。

それ以来、絵を描く時には、小さな私が一緒に居るような感じがしています。


自分の感覚と仲良くなれた今は、楽しく暮らしてる。日々、心を揺らしながら。

相変わらず、情報過多で忙しい。ちょっぴりヘンテコだけれどもとびっきり美しくて面白いこの世界を私はとても気に入っているのです。

ここから見える景色を届けたい。そして、あなたが見ている景色を見せてもらえたら嬉しいな。

だから、どうか他の人に理解されなくても
自分の感性を閉ざさないでね。

自分を否定する材料にするのではなく、人生を豊かに生きるために使って欲しい。

私は、そう思います。

あうん


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