使い分けしてる?ギターを拭く布「クロス」のオススメ
こんにちは。私がギターを弾きはじめてから知ったことのひとつに楽器を拭く布のことを「クロス」と呼ぶというのがあります。ギターだけでなく管楽器で使う布もクロスと言います。「布」じゃダメなの?もちろん大丈夫です。楽器を拭く布をください、と楽器屋さんに言えば案内してくれます(⌒^⌒)b
クロスは英語で「cloth」。布(地)、反物、服地、クロース、表紙布、布切れ、テーブルクロス、食卓ふきん、ぞうきんという意味です。ギターなんかはアメリカから来たのが由来ですから、英語から来るのは納得です。結局布ですね。お店でギターの布を下さいというと、拭くもの?ギターをしまうケースかな?といろいろな意味で捉えられますが、ギタークロス下さい、というと「あ、この人はギターを拭きたいんだな」ということが伝わります。
慣れるまではクロスと言うのが業界人ぶってないかと恥ずかしかった気がします( ´艸`)
はい、ということで今回はギター用のクロスについて書いてみます。
クロスは何に使うかというと、
①乾拭き
②頑固汚れをポリッシュやコンパウンドで拭いて落とす
③オイルを塗る
④弦を拭く
以上の4つが主な用途です。ポリッシュ、コンパウンド、オイルは混ぜて使わないので、それぞれに1枚使用するか、1枚で使用する場所を分けるなどの工夫が必要です。
ギターに最適なクロスの条件としては、
①柔らかい→ギターを傷つけない
②それなりの大きさがある→小さいと使うのが大変
③毛羽立たない→ギターのパーツに引っかからない
こんな感じです。
③毛羽立たない、は意外と大事です。毛羽立てばギターを拭いたときに傷の原因になりますし、ギターのパーツに引っかかって無理に引っ張ると故障の原因にもなります。
そんなポイントでオススメのギタークロスをセレクトしました。
モーリス 楽器用高級クロス
MCC-2
モーリスは1961年創業した日本の老舗ギターメーカー。生地がしっかりしていて、柔らかく毛羽立ちにくいです。サイズ感もちょうど良くコスパが良いと思います。オススメです。乾拭き用にもオイル、ポリッシュ用としても何にでも使えて優秀です。
クリーニング・クロスは、ベリーマX素材のクロスです。
2~5ミクロンの極細繊維で塗装面にダメージを与える事無く、繊維落ちもありません。
何度も洗えて繰り返し使用できます。
サイズ:300x400mm
日本製
Freedom Custom Guitar Research
SP-P-10 Polish Cloth
こちらはハイエンドギターメーカーFreedom Custom Guitar Researchのクロス。同社の楽器を購入すると付属でついてきます。つまり「ウチの楽器はこれで拭いてね。安心だから」という自信作です。乾拭き用としてオススメ!
あなたの楽器を長い間良いコンディションに保つために、1番手軽なケアは「使用後の乾拭き」です。このPolish Clothは超極細繊維を織り上げることで実現した、非常に優れた柔軟性により、繊細なラッカー塗装製品、貴重なオールドギターの塗膜を傷つけずに磨き上げることができます。また、帯電防止処理を施すことで、チリやホコリ、通常のクロスでは残ってしまうポリッシュ・ワックス併用時の拭き取り粉からギターを守ることができます。
HOSCO キョンセーム革ハイエンドクロス
S(25cm x25cm +α) KCL-WS
HOSCOは1983年に創立した楽器類の輸出入会社です。ギターパーツで困ったらまず調べるブランドSCUDや、ギターのトーンを劇的に変えてくれるピックのV-PICKなどを取り扱っています。
セーム革として最上級とされるキョン種の鹿革を使用したセーム革クロスです。
0.00000015mmという非常に細かな繊維細胞
(人口繊維で極細と言われるものでさえ約0.002mm)で表面に傷をつけることなく汚れを拭き取ります。
さらに、セーム革に含まれる天然コラーゲン成分により、楽器の表面に潤いを与えます。
ポリッシュやオイルを使用することなく汚れをふき取り、しっとりと濡れたような艶を出しますので、ウェザーチェックのあるヴィンテージギター等にも安心してお使いいただけます。
クロスが汚れてきたら石鹸をつけてぬるま湯で洗い、日陰で干し、8割ほど乾いたところでクロス全体を揉みほぐすことで、独特の柔らかい使用感が持続します。
洗いながら使うことで10年以上使用可能になる場合もございます。
引用元:HOSCO
キョンセームのクロスは、最後の仕上げ用としてオススメです。ボティのつやの仕上がりが断然変わってきます。
ギタークロスの洗い方は?
基本的には洗濯可能です。オイルやポリッシュなどで使用したクロスは、他の衣類と一緒に洗うのは避けたほうが良さそうです。生地を痛めないようにするには、ぬるま湯に洗剤を溶かしたところにしばらく浸け置き、しばらくしたら押し洗い。陰干しをしましょう。と言っても消耗品でもあると思うので洗濯機で洗って使い、生地が傷む前に交換するのでも良いと思います!
キョンセームクロスは革のため、汚れてきたら石鹸をつけてぬるま湯で洗い、日陰で干し、8割ほど乾いたところでクロス全体を揉みほぐすことで、独特の柔らかい使用感が持続します。
はいということで私のオススメ、ギタークロスでした。
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