ギターコードチェンジの「キュッ」って音をなくしたい
こんにちは。そういえば以前にギターのコードチェンジの時に「キュッ」っと鳴る音をなくしたいという相談がありました。不良品なんじゃないかと心配になる方もいらっしゃるようですが、これは多かれ少なかれ音は出るものです。
今回はその「キュッ」という音についてです。
なんで音が出るかというとコードチェンジの時に右利きの人ならコードを作っている左手が次のコードを作るときに弦を微妙に擦っているということが原因のひとつです。なので左手の使い方で軽減はできるかもしれませんが、これはプロの方の演奏でも鳴っているものですし気にしなくてもいいものです…。※音源ではそのキュッという音を消す処理をすることもあります。
「いやいや気になるんですっ!」
そうですよね!そんなあなたのお悩みを少しでも軽減できそうな4つの方法を考えてみました。それは、
①ギターを変える
②指板潤滑剤を使う
③弦を替える
④フレットラップを使う
ということです。
①ギターを変える
楽器というのは音を共鳴させています。なのでキュッという音も共鳴しているんです。楽器は各個体によっても共鳴しやすい音のポイントが違うのでギターを変えれば、キュッという音が気にならないギターが見つかるかもしれません。
②指板潤滑剤を使う
弦の滑りを良くしてくれる指板潤滑剤を使用すれば、指と弦が擦れる音が軽減できるかもしれません。使用方法は直接塗布するか、クロスにとって塗布するかです。指板潤滑剤でいちばん有名なのは1963年のアメリカ発売以来圧倒的な支持を得ている、フィンガーイーズでしょう。
弦と指の摩擦を軽減することによってフィンガリングをスムーズにする、ギター弦専用の潤滑スプレーです。
汚れやサビを除去する効果、さらに酸化から保護する効果があり、ギター弦を長もちさせる上でも絶大な威力を発揮します。
弦を張った状態で指板面に直接スプレー、もしくは、いったんクロスに吹き付けてから弦に塗布すると効果が得られます。
ロッコーマンHP
③弦を替える
弦は当然金属でできていて、キュッという音がでやすい素材だと言えます。そこでコーティング弦といって表面を別の素材でコーティングすれば、その音は軽減できるはずです。コーティング弦と言えばエリクサーです。もともとこの技術は弦が錆びないように考案されたものですので、弦の寿命も延びますし一石二鳥になるかもしれません。エリクサーにもブロンズとフォスファーブロンズと二つの弦の材質があり、ブロンズが落ち着いたトーンなのでブロンズをチョイスしました。
④フレットラップを使う
フレットラップは、弦の振動を減少、ミュートするアクセサリーです。
不必要な倍音、共振をカットし、ストリングノイズや共振を防ぎます。
レコーディング、ライブ、両手でのタッピングなど、様々なシチュエーションで効果が期待できます。
ストラップを調整する事で、弦に掛かる力、減衰の具合を調整する事が可能です。
6弦ギター, 4弦ベース対応 Amazon参照
共振を減らすという意味でフレットラップは有効かもしれません。効果としては余韻が減るイメージですのでこれ単品で大きな成果を感じられるかは意見が分かれそうです。タイトな音像になるのでアコギでエフェクト的に使ってもニュアンスの変化が出せます。
はい、ということでギターのキュって音。気になる方は試してみてください。複数組み合わせると効果がUPするはずです。※個人の感想です。念のため。
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