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過去のブログが赤裸々過ぎたのでそのまま投稿【私と鬱①】

以前もここで少し書きました⤴︎︎︎

『鬱病(うつびょう)』



以前から、テレビやSNS上でよく耳にしていた言葉。

実際、祖母も鬱病になっていた事もあったし、
身近で起こり得る病気である事は理解していました。


けれど―


その言葉をまさか自分が言われる日が来るとは思いもしていませんでした。


***


大学3年の時ー


数あるゼミの中で1,2位を争うほど
「大変だ」
と言われるゼミに所属していました。


毎週行われるゼミでのレジュメ発表
週1で行われるゼミ生との自主勉強会
夏と春に行われる3泊4日ゼミ合宿
秋に行われるOB会
冬に行われる他大学との発表会




毎日パソコンと向き合い、課題とレジュメ作成の日々。


またゼミで使うレジュメは全て手書きな為、時間がいくらあっても足りない状態でした。


“全員が同じ本を読み、章毎に発表者を決めレジュメを作成する”


章毎に発表者が決まっているので、
「自分の担当している所だけレジュメを作ればいい」
と考えたくもなりますが、ここのゼミはそんな甘くはなく。


発表者が決まっていても、必ず自分のレジュメは作成しておかなければなりませんでした。
(※このレジュメは後、合宿時に提出しなければならないので)

その合間を縫って、合宿免許代と将来のお金を貯める為、バイトを2つ掛け持ちしていました。

自分で決めて入ったゼミだったので、
「しんどい」
と思いながらもそれを熟していましたが、
事態は少しずつ可笑しな方向へと向かっていきました。



***

週1で行われていたゼミ生との自主勉強会。

この自主勉強会するには訳がありました。


ゼミの先生の講義を受ける時
ゼミ中のレジュメ発表の時



ゼミの先生は沈黙を好まない人だったので、

どの人から疑問を投げかけられても答えられるように
発表者に全員が幾つか質問を投げかけれるように

前もって準備をする為の時間が自主勉強会の主な理由でした。


この自主勉強会は、1限目と2限目の講義を挟んで、3,4限目に行っていました。


本来であれば、週2で行えれば良かったのですが、全員の講義スケジュールが合わなかった事と、

「家で課題をする時間が欲しい」
という声(私含)もあり、週1で行う事に。


自主勉強会を始めていた頃は全員が集まって、
意見を交わし合いながら疑問を解決したり、
時折他愛のない話をしながら課題をしたりと、
それなりに仲良くゼミ活動をしていました。

しかし数か月経ったある日、些細な問題が起こりました。

『遅刻』


この些細な問題が私の心を黒く染めていく原因の1つ。


「電車が遅延してるからちょっと遅れる」
「お腹が痛くて家出るの遅くなったから遅れる」
「寝坊しちゃったから遅れる」


誰しも一度はある事。



だから私はそんなに気にもしていなかったし、そんなに悩む事でもありませんでしたが、これまで誰も遅刻してこなかった自主勉強会―



ゼミ生の1人が「遅刻」をした事によって、遅刻をする人が1人から2人2人から3人と増えていき、気付けば私以外、時間通りに来る事はありませんでした。


一応「遅れる」とはLINEで連絡は来るものの、個々に来る時間は異なり、全員で話したい事も話せない、自主勉強会もままならない、そんな状態がずっと続いていました。


あまりにもゼミ生の遅刻が多く、
「なるべく遅刻せず来てほしいと言うべきなの?」
と考える事も暫しありました。



けれど、全員が二十歳過ぎの大人。



集団行動をしている以上、自分勝手な行動が、相手の迷惑になることくらい理解できるはず。


だから私は敢えて
「遅刻しないで」
とは言いませんでした。



そんな私の気持ちとは裏腹に遅刻は続き、

「遅刻してもしょうがない」
「遅刻は当たり前」



という様な空間が生まれました。


「次から遅刻しないで来る」
「今度からちゃんと来る」
「来週は勉強会やろう」

そんな口だけの言葉を当時の私は信じていました。



一向に来る気配のない静かな部屋

周りを見渡しても自分しかいない部屋



腹がったった

イライラした

悲しくなった

泣きたくなった



「帰ってやろうか」
「何で毎週のように遅刻が出来る?」
「グループで活動してるんだから連帯責任になるのに」
「ちゃんと来ている自分が嫌になる」
「皆と分かり合えることはない」



ずっと、ずっと思っていたけど、全員が来ることを待ち続けていました。


けれど全員が揃う事なんて指で数えられるくらい。


時間通りに来たと思ったら

「あ~、帰りたい」
「面倒臭い」

と言われる始末。


この時、中学生の時に先生から言われた言葉が走馬灯のように頭の中を永遠と駆け巡っていました。

「お前が我慢すればそれでいいんだから」



小・中・高のように、もういざこざを起こしたくない

誰かの喧嘩に巻き込まれたくない

普通に過ごしたい

何事もなく生活をしたい

もう、1人で戦いたくない

理解してくれる人なんていない

誰も信じたくない

自分の話なんてしたくない

自分が我慢すれば、何も起こらない

我慢してればいい

ただ我慢すれば、普通の生活が送る事が出来る




我慢すれば



我慢すればー




だからゼミ生の発言に
「あはは」と笑う事しか出来ませんでした。

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