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名作ラジオCM_067

■トヨタ自動車/クラウン
ドラマの音にはなりません

男:じゃ、またあした

SE:(車のドア閉まる) バタン(車が走り去る音)

N:ラジオドラマには衝撃的な音が必要だ、だがクラウンだと・・・・・

男:じゃ、またあした

SE:(クラウンのドアの閉まる音) カチャ(クラウンの走り去る音)

N:静か過ぎてラジオドラマにならない
   ドラマを聴く人でなく、乗る人の立場で考えた静かなクラウン

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1982年 ACC年鑑 最優秀スポットCM賞

●What to sayは「クラウンは静かな走りを実現した」
●How to sayは「クラウンはラジオドラマにならない静かな走り」
「ドラマより乗る人のことを考えたクラウン」

でもよくよく考えると「ドラマを聴く人でなく、乗る人の立場で考えた静かなクラウン」は至極当たり前のことを言っていますよね。

このあたりまえのことをどういうかという意味でこのアイディアは鮮やかですよね。嫉妬しかありません。

どうしても「斬新な切り口」で「この手があったか!」ということを言いたくなるのですが、もっと身近に答えっているのがあるのですね。

それを見つけるか見つけれないか・・・ここですね。

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