歴史小説『竜馬がゆく』から学んだこと
司馬遼太郎さん著の歴史小説『竜馬がゆく』。大好き過ぎてこれまで4回読みました。小説なのでもちろん脚色されていますが、私なりに坂本竜馬(ここでは龍馬でなく竜馬と記載)の人柄から学んだことを書きます。
カラッとした人間性
まず1番初めに魅力を感じるのが、カラッとした人間性です。何事に対しても明るく、人の良いところを見て褒める。基本的に発想が明るいのが良いですよね。
常に明るい発想をしていた竜馬だからこそ、大政奉還という無血開城を推し進めることができたのかもしれません(薩長は武力倒幕を理想としていた)。
剣術の権威性
見逃しがちなのが権威性。歴史を回天させた竜馬にとっては、とても大事な要素だと考えています。流行りの剣術が優秀でなければ、元来秀才であった武市半平太と並んで土佐の両翼になることはなかったでしょう。
(竜馬は全国的に有名な北辰一刀流千葉道場の塾頭)
この権威性があったからこそ、通常の勤王活動から一風変わった行動をしていても土佐藩士はじめ多くの人が集まったと推測します。神戸海軍操練所や海援隊など。
逆に勤王活動のど真ん中を走りつつ、コネクションを構築していった中岡慎太郎はすごいなと驚かされます。
人を思いやる力
徳川慶喜が大政奉還を受け入れたときに、竜馬だけ敵であった慶喜公の気持ちを察して涙を流したと言われています。これは、、正直、敵味方以上の愛情がなければできない。
素直さ・情報収集力
主に幕臣の勝海舟などが情報の流入口でしたが、素直さがなければ敵の立場である勝海舟と師弟関係にならなかったでしょう。その後も複数の志士が竜馬に情報提供しましたが、素直さがなければ人は離れていったはずです。
企画力・実行力
世界情勢を理解していた人は多くいました。しかし海援隊などの独創的な企画を立てた人はあまりいません。かつその企画を実行・推進するパワーもすごい。
おそらく竜馬の根本に「楽しさ(船好き)」があったからこそ、自分の理由と相まって企画を推進できたのではないかと思います。
まとめ
読み返すたびに新しい気づきがある『竜馬がゆく』。これからの人生でも何度か読む返す予定です。そのときに今より成長した自分は何に気付くのか、今からワクワクしています。
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