![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123540268/rectangle_large_type_2_88d9cb9d44a05ea3c3196223692ab89b.jpeg?width=1200)
『天使の翼』第12章(20)~吟遊詩人デイテのネバーエンディング・アドベンチャー~
「あっ!」
石の裏を見るまでもなかった。その石の下の地面に何か書いてある。……砂絵!
白っぽい砂の地に、黒っぽい砂を撒いて、『記号』のようなものが……
P⇒M⇒A
⇒R⇒A→→
「うーん……」
わたしには、暗号の知識はない。……数列だろうか?
……矢印が2種類あるのが気になる……
「文字は、何かの頭文字ね……」
わたしは、頭をひねった。
…………何、何かしら、何なの!…………ヒントがないのは難しい…………改めて記憶を辿っても、こういう、はぐれはぐれになった時の符丁なんて、前もって話し合った覚えはない…………