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『天使の翼』第12章(20)~吟遊詩人デイテのネバーエンディング・アドベンチャー~

 「あっ!」
 石の裏を見るまでもなかった。その石の下の地面に何か書いてある。……砂絵!
 白っぽい砂の地に、黒っぽい砂を撒いて、『記号』のようなものが……

P⇒M⇒A
⇒R⇒A→→

 「うーん……」
 わたしには、暗号の知識はない。……数列だろうか?
 ……矢印が2種類あるのが気になる……
 「文字は、何かの頭文字ね……」
 わたしは、頭をひねった。
 …………何、何かしら、何なの!…………ヒントがないのは難しい…………改めて記憶を辿っても、こういう、はぐれはぐれになった時の符丁なんて、前もって話し合った覚えはない…………

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