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『天使の翼』第11章(65)~吟遊詩人デイテのネバーエンディング・アドベンチャー~
――帽子が、また奇抜。一言で言うなら、トンガリ帽……彼らの姿を見ていると、今にもロケットのように上向きに飛んでいきそうな風情だ。彼らは、列車に乗り込む時、皆一様に腰をかがめて――頭を前に下げるのではなく――扉を通り抜けていた。……機能的な問題なのか、社会的……慣習上の問題なのか?
――軽快な服装と違って、靴はいたって頑丈そうで、よく見ると、今はカバーのかかったたくさんの鉤爪が付いており、何かにガシッとくらいつくよう……荷物は少なく、小さなバッグを背負っているだけ……
彼らは一体何者なのか?――
「マウンテン・デビル・ハンター……略さずに言えばね。普通は、デビル・ハンター、デビル・ハンターと呼んでいるわ」
何と……