簡単!元気いっぱいの習慣「モノを整える」その2(22)
今回も元気作りの続きです。
私にとって最高のコンディションというのは、元気溢れた自分を維持すること。「13.いつも元気な人は何をしてるのか?最高のコンディションづくりに挑戦」では、身体のアプローチからの元気づくりについて、「元気を宿らせる! (17)」は、心のアプローチからの元気づくりについて書きました。心、精神面のコンディション作りは、言葉、より正確には言葉によって喚起されるイメージ、それが持つエネルギーに注目すること、それを行動で固定化することをお話しし、「メディアからのインプット情報を変える」こと、「場所からのインプット情報を変える」を紹介しました。
今日は「モノからのインプット情報を変える」の続きです。
衣服を整える
「お気に入りのモノ」や「持ち物」に近いところがありますが、衣服は「人に見せる」ことを前提にしているという点で異なります。衣服以外にも、靴、帽子、小物も同じです。人によっては自動車や家も人の目線を前提にしているかもしれません。
もちろん、「お気に入りのモノ」や「持ち物」と同じように、目に入るだけで気分がよくなる、身に着けるだけでテンションが上がるものによって、よいイメージを喚起すると元気になります。ただ、一歩外に出ると、人の目線を介してイメージが喚起されることがあります。個人差が強いところですが、人の視線を気持ちよく感じられる人もいれば、人の視線が苦手が人がいます。いわゆる、TPOによって人の視線も変わります。また、衣服・ファッションについては、意見もまた分かれます。
そんな中で「人はどうあれ自分はこれがいい」という強さを持ちきれない人は、TPOに合わせて、人に不快な思いをさせない戦略をとることを苦しく思わないでほしいと思います。
ちょっとした冒険で神経をすり減らすくらいなら「いつも地味、いつも無難」でもよいと思います。気が向いた時以外に無理はしません。
画面を整える
1日のうち、どのくらいの時間、画面を見て過ごしているでしょうか?
私は職業柄もあって1日数時間画面を向き合うことはざらにあります。
デスクトップには作業途中のファイルが並んでいて、メールボックスを開けると返信などアクションしなければならないメールが並んでいて、チャットツールには未読のフラグが立っていて、さらにはデスクには、Todoの付箋で張ってあって、、、、なんてことはないでしょうか? と、かく言う私も以前はそうでした。正直言って、PC、スマホを見るたびに「あれが終わってない」と感じて急き立てられ、「あれも終わってないのに新しいメールが来た」なんて、勝手に気の滅入る環境を作っていました。未読やTodoの管理は重要ですが、ほとんどの人にとって、未読やTodoはアクションや期日とイメージと直結しています。それで、仕事中PCやスマホを見るたびに急かされて、落ち着かなくて、、、、ってなってました。
というのが嫌で今はそんな環境にならないようにしています。作業中のファイルは、デスクトップではなくそれぞれ作業中のフォルダに格納し、メールボックスのInboxは未読メールのみにして直ぐにアーカイブ、チャットツールは1日でおさらいして、Todoはメモ帳で管理するようにしています。自分の意志で選択した時だけ、作業中ファイル、未読メール、Todoにアクセスするようになって、心静かに仕事に向き合えるようになりました。
丁寧に向き合う
2回にわたって、モノを整えるについて書いてきましたが、一番大切なことは、モノに丁寧に向き合うということです。モノに丁寧に向き合うっていうのは、モノが喚起するイメージを向き合うこと。つまりはイメージを生み出す自分の心と素直に真摯に向き合うことです。
モノを投げたり、放ったり、足で扱ったりしていませんか? もし、そんな習慣があるなら、一度手で丁寧に扱ってみましょう。寝間着を畳んだり、靴を揃えるでもよいかもしれません。
モノに埃がかぶっていてもほっといていませんか? もし、そんな習慣があるなら、一度埃を払ってみましょう。
モノを大切に扱い、普段しないところを掃除すると、何かふっと懐かしくて温かい気持ちになります。
この気持ちに何て名前を付けてよいのか、わかった方は教えていただけると嬉しいです。