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目標を叶える為、自己を統制し、悪い習慣と上手く付き合う。
皆さんは、タバコ、アルコール、ギャンブルをされますか!?
世の中には、この他にも腹いっぱい食べる過食、SNSへの過度な依存、ゲームなど様々な誘惑が溢れていて、気分転換程度であれば良いですが、受験生やスポーツマンなど他に優先すべき時間があるにも関わらず、習慣化するほどハマってしまうと不健康や時間の浪費など悪い影響をもたらす要因になります。(現在、私は、お酒は飲みますがそれ以外はしません。)
当然、これらがご自身にとってマイナスの影響を与える可能性が高いことは、改めて言われなくても分かると思いますが、それが分かっていても続けてしまう、快楽などに対する人間の欲望への弱さがあるんだと思います。
今回は、スポーツや勉強などに真剣に取り組みたいときに、定着してしまっている悪い習慣の改善方法や付き合い方について、共有でればと思います。
1.私の堕落した生活の履歴
まず、私の怠惰な暮らしをしていた過去の経験を包み隠さず公表します。
(1)大学時代の暴食
大学生時代は、毎晩、お茶碗に白米約800gは平均して食べるなど、かなりの大食いかつ早食いでした。勿論、その当時は大学の野球部に所属していたので身体作りの目的も一部ありましたが、どちらかというと食べたい欲求のままに自由に食べまくっていた感じです。
(2)大学時代の止まらない爆睡
大学時代は親元を離れて生活していました。その為、朝起きていなくても怒られることもない環境にあり、毎晩23時に寝て、7時に起きて、朝ごはんを食べて、二度寝で9時30分まで寝るという、今思うとだらけきった生活をしていました。
(3)社会人になってからの毎日のお酒
私は元々アルコールは結構飲める方でしたが、好きかと聞かれると、ビールの味も苦手で、正直そこまで好きではありませんでした。そんな中で、社会人となり宴席も増えるにつれて、段々とお酒が好きになり、初めは外食時しかお酒は飲まなかったのが、社会人4年目頃には家で毎晩飲む様になりました。
2.共通点
これらの生活はすべて、徐々に消費量や時間が増えていったという共通点があります。食事であれば、200gで満足してたのが、300g、400gと段階的に満足感を得られるだけの量が増えました。睡眠の同様で、8時間寝れば満足していた睡眠時間が段々と8時間30分、しばらくするとその睡眠時間では足りず、9時間と増えていきました。アルコールも同じで、週2日から、3日、5日、毎日とどんどん飲む頻度や1日に飲む量も増えました。
3.大学の友人から得た「金言」
これは、大学時代の何気ない日常の一コマの話ですが、大学の講義を受けている時に、私がまだ眠たいことを呟いていると、横にいた友人から「たくさん寝ても、次はもっと寝たくなる。」と言われました。
これは、満足するまで睡眠をしても、次の日はその時間よりも多く寝ないと満足しなくなるという指摘で、その当時、この意見には共感したものの、欲望に負けるクセが付いていた私は、サラッと話を流して行動には移しませんでした。
その後、社会人になり、資格勉強を始めたときにこの言葉を思い出し、毎晩呑んでいたお酒や満足するまで寝ていた睡眠時間について、苦労はしましたが見直しを行い、受験した試験すべてに合格することが出来ました。これも、悪い習慣との付き合い方をうまくコントロール出来たからだと思っています。
4.欲望は増幅する
上記の大学時代の話は、「欲望は、善なのか悪なのか」という議論からみると、悪という見解になります。やはり、人間の欲望というのはうまく付き合わないと、満足するために量を増やしても繰り返し同じ量を摂取することで、さらにその量に慣れ、それが当たり前となり満足しなくなる。その為、さらに満足できるように量を増やす。この負のサイクルともいえる流れが依存の高まりに繋がってきます。
勿論、最終的には、お腹いっぱいで飲めないなど身体がどこかでストップを掛けてくれることもありますが、その段階では過剰摂取となっています。
一方で、これらの欲望をコントロールするためには自制心を持つことが必要ですが、簡単に自制心によりコントロールできるのであれば苦労しません。
5.ルーティンを破壊
すべての習慣に当てはまらないかもしれませんが、私なりに、悪い習慣を脱却するために行った工夫を共有させてもらいます。
生理学の中で、「パブロフの犬」という言葉があります。これは、「メトロノームを鳴らしてから犬にエサを与える」という行動を繰り返すと、犬がメトロノームの音を聞くだけで、唾液を分泌するようになる現象を例に条件反射を説明する理論です。
この理論を展開すると、悪い行動を習慣化することで、あるタイミングに快楽が紐付けられ、それ自体(悪い行動)が条件反射に近い反応をしていると考えます。
例えば、タバコを吸われる方であれば、出社前のコンビニで吸う、昼飯を食べて吸う、など習慣化されたタイミングで吸われていないでしょうか。パブロフの犬の考え方を当てはめると、コンビニに行くとタバコを吸いたくなる、昼ご飯を食べた後に吸いたくなる。そんな感じです。この場合は、コンビニに寄るのを辞める、昼ご飯を食べないなど、吸うという行動に紐付いている行動を見直すことが大事です。その他、自宅で夕食時に呑まれることが多いのであれば、週に何回かは外食に変える、残業や習い事によって帰宅時間を遅くして夕食を簡単に済ませるなども方法だと思います。
ここで、お伝えしたいポイントは「少しだけ習慣を崩す」ということです。一気に改善しようとするからハードルが高くなり、途中で挫折しやすくなります。習慣化しているご自身のルーティンを徐々に崩しつつ、「このタイミングでこの行動(悪い習慣)をする」この条件反射を減らしていくことが、重要です。
6.まとめ
今回は、悪い習慣の改善について共有させて頂きました。悪い習慣というのは根本的には快楽を求めていることが背景にあり、ストレス発散というメリットもあります。
その為、すべてを辞めてしまうことが必ずしも一番良いとも思っていません。例えば、週に1回はカロリーを気にせず食べる、週に2回は休肝日を設けるなど、消費する頻度を下げつつも一定の間隔で快楽(ストレス発散の機会)を用意し、頑張れるモチベーションにするというのも有りだと思います。
これらは、完全に私の持論になりますが、ご自身にとって辞めたいけど続けてしまっている習慣(所謂、悪習)を見直し、受験やスポーツなどの目標達成に向けて少しでも参考になれば幸いです。
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