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二割しか知らない、学校薬剤師という存在


担当の小学校で講話してきたという話

今日は僕が担当している小学校の小学3年生に向けて、学校薬剤師という仕事の一環で「みんなに教えたくなる健康クイズ」というテーマでお話してきました。

クイズ形式でカゼやお薬について質問していくと、スゴイ勢いでバンバンと一斉に手が挙がる!!!みんな元気で素晴らしい!!

普段、大人向けにやってる健康セミナーや医療者向けに話す研修会では、全くと言っていいほど質疑応答で手は挙がらないので、ギャップがスゴイ(笑)

そして、講話の最中は、子どもたちの元に駆け寄り意見をひろうのに必死だった。終始子どもたちのエネルギーに終始圧倒されました(笑)

元気をもらいました。

ご準備いただいた先生方、ご参加いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。

はじまる前にパシャリ

そもそも学校薬剤師ってなに?

細かいことを言うと、学校保険法という法律に「学校薬剤師を配置する旨」が法律に規定されているんです。なので、基本的に公立の学校には必ずいる。

そして、多くの学校薬剤師が複数の学校を担当している。
僕の場合は、小学校2校、こども園1園を担当しています。

今回のように、定期的に子どもたちや学校の先生にお話しする機会をいただくのは、とてもありがたいことです。

例えば、

  • タバコ、アルコールや違法薬物といった「ダメ。ゼッタイ。」

  • おくすりの正しい使い方

  • 学校で食物アレルギーが起こった時の対処法

など

そもそも、学校医は内科検診、学校歯科医は歯科検診、と役割はすごくわかりやすいけど、、、

学校薬剤師って・・・いるの?だれ?
というレベル感で学校薬剤師の認知度はまだまだ低い。

僕の独断と偏見だけど、そもそも世の中の人は、幼稚園から高校までの学校に ❝学校薬剤師❞ がいることを知ってるのは二割くらいではないかと思う。

今日は学校保健委員会という名目だったので、保護者の方もご参加いただき、学校薬剤師を知ってもらう機会になったのはとても嬉しい。

そしてその後、保護者の方々とお話させていただき、日頃のお薬や健康についての疑問を解消する良い機会になりました。

学校薬剤師ってなにするの?

子どもたちや先生へ話する以外に何をやるかというと、、、

僕が住む地域では、4月の学校検尿(腎臓検診)に始まり、プール水、飲料水(水道水)、照度検査、空気検査などに携わっています。

各種定期検査の一例(検尿、プール水検査・培養)

おもに、子どもたちが学校で良い環境で学習や生活を送るためのサポートをするお仕事。公衆衛生の管理ってやつです。

普段、子どもたちの目につかない場面でいろんな検査をやってることが、あまり知られていない背景なのかもしれませんね。

薬剤師って、陰キャが多いことも知られてない原因かもね(笑)

そして、今日の講話の写真が1枚しかないという失態(笑)


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