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生きるヒントが『哲学』には満載

こんにちは。
キャリアコンサルタントKです。

今回は「生きるヒントが『哲学』には満載」をテーマに、1冊の本をご紹介します。

紹介書籍

「哲学」って好きですか?

私は漠然と哲学に対する「興味」がありました。

しかも「一流のビジネスパーソンたるもの、哲学を知らなければダメだ」という情報を耳にすることもあり、ますます「興味」はありました。

・・・でも、率直に言いますが、面白くなかったんです。

哲学が大好きな人・専門にされている方がいたら、本当にゴメンなさい(でも、きっと多くの人の本音なんです)

ただし、私も「なぜ哲学が面白くないのか」があまり明確になっておらず、同時に「なぜビジネスパーソンは哲学を知っていた方が良いのか」も明確になっていませんでした。

今回、ご紹介する本の良いところは、
「哲学がなぜ面白くないのか」
「なぜビジネスパーソンは哲学を知っていた方が良いのか」
を説明しているところです。

「それ」を理解するだけでも、この本を読む価値があると思います!

ものごとを「批判的に見る」ことの重要性

本書では「ビジネスパーソンが哲学を学ぶ意味」として、以下の3点をあげています。

①状況を正確に洞察する
②批判的思考のツボを学ぶ
③アジェンダを定める

どれも大切なことですが、私は「②批判的思考のツボを学ぶ」が重要だと考えています。

日本人は「批判(的)」という言葉に対して、ネガティブな印象を持っていることが多いのではないでしょうか?

「批判した」「批判された」=「悪口を言った」「悪口を言われた」

こんな構図があるように感じます。

ここでいう「批判」とは、こうした「悪口の類」のものではなく、ニュアンスとしては「疑問に思う」「疑ってみる」というものです。

私たちはついつい「今あるもの(現状)が良い」と思い込みます。

「すでに決まっていること」が好きで、「踏襲」「継続」を選択しがちです。

しかし、そこに「落とし穴」があります。

社会が急速に変化する中で、「自分達が変わらないでも大丈夫」という保証はどこにもありません。
むしろ、社会の変化にあわせて自分たちの考え方や行動を変化させる「べき」ことが多いはずです。

ところが、「自分たちの考えや行動」あるいは「社会そのもの」を疑うことができずに「鵜呑み」にしていませんか?

目の前の現実を「ただ受け入れる」ことで、「踏襲」や「継続」に縛られていないでしょうか?
・・・そして気づけば「変化ができない状態」に陥っていることが多いです。

哲学とは「批判的考察の歴史」である

哲学が向き合ってきた「問い」は、以下の2つだと紹介されています。

【Whatの問い】
世界はどのように成り立っているか
【Howの問い】
その中で私たちはどのように生きるべきなのか

古代ギリシア以来、多くの哲学者(とてつもなく頭が良い人たち)が議論に議論を重ねても答えが出ていない「問い」」です。

もちろん、あるタイミングでは「これだ!(A)」という答えが出てきます。
しかし、時間が立つと「(A)に対する別な答え(B)」が出てきてしまう。
そして、時間が立つと「(B)に対する別な答え(C)」が出てきてしまう。

・・・これを繰り返して、最終的には「結論が出ない状態」が今も続いています。

批判の「考え方」を知ることに価値がある

ここで押さえておきたいことは、私たちが哲学を知ろう(学ぼう)と思ったときに目にするのは、「A」「B」「C」という「答え」であるということです。

哲学者●●●が「A」といった。
哲学者●●●が「B」といった。
哲学者●●●が「C」といった。

私たちは哲学者が言った「A」「B」「C」の中身を「哲学」として捉らえるのですが、ここに「落とし穴」があります。

なぜなら、「A」「B」「C」はすでに「主張が崩れているもの」が多くて「陳腐化しているもの」が多いからです。

例えば、有名な「地動説」と「天動説」において、「内容そのもの」は科学の力ですでに明らかになっており、「今さらな知識」です。

地動説:宇宙の中心は太陽であり、地球はほかの惑星とともに太陽の周りを自転しながら公転しているという学説のこと。

天動説:宇宙の中心は地球であるとする天動説(地球中心説)に対義する学説のこと。

しかし、「哲学の観点」で考えた時に重要なことは「天動説という常識に対して、いかに地動説が考えたのか(天動説を疑い、議論を展開したのか)」です。

まさに批判的に物事を展開していったプロセスに意味があり、その結果を知ることにはさほど意味はないということです。

多くの哲学が生み出された時代では、異なる主張に対して、弾圧や暴力的な圧力が行われたことも多くあります。

そうした中でも、真実を求めて議論を展開した、その考え方にこそ、現代にも通じる価値や意味があります。

まとめ

今回は哲学をテーマにした書籍のご紹介でした。

本書には多くの「哲学」が紹介されており、とても読みやすい本です。

哲学には「生きるヒント」が満載ですので、ぜひ手にとって見てください!

🌻 🌻 🌻 🌻 🌻 🌻
最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️
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