【理科系オット】「さっと」炒めるって何分間
ばーば保育園の保母業務が終了したので、
3月21日より事務職パートに復帰した。
パソコン立ち上げのパスワードすら忘れている始末。
(保育園の自粛要請に伴い、2か月近く孫を日中預かっていた)
久しぶりのパソコン仕事に疲れて
うちに帰ってきてもご飯作る気力なし。
(もういいや。冷凍食品でいいや)←ココロの声
そこに登場。理科系オット。
理科系オット「チンジャオロースの素を見つけたんだけど、
期限が切れていてね」
あつこ「・・・・・・」(また忘れちゃった)←ココロの声
理科系オット「使った方がいいと思うんだ」
あつこ「うん・・・」(疲れてちょっと不機嫌)
理科系オット「だからこれから作る」
(抑揚がなく、まっすぐな感じのいいかたで)
あつこ「えーーーーーっ!ほんと?
ありがとう。
じゃあ、お風呂に入ってきてもいい」
ーーーーーー
55分後。
理科系オット「とりあえず出来たんだけど」
あつこ「ありがとう」(お風呂上がりでホカホカ)
なんだか歯切れが悪い。
作り方で2か所つまずいたとこがあるらしい。
(オットはレシピに忠実に作る人だ)
さてどこでしょう。お分かりだろうか。
(シンキングタイム、スタート!)
ポーン。タイムアップ!
正解の1番目は
1,さっと炒める
理科系オット「さっと炒めるって何分間炒めるの?」
あつこ「え、そんなのてきとうだよ」
理科系オット「だってそれじゃ再現性がないでしょう。
炒めすぎないように、とも書いてあるし。」
でたーーーー。
忘れていた。 オットは「てきとうに」が通用しない人なのだ。
あつこ「ええと、この場合はピーマンを炒めるんだよね。
ピーマンの表面が油でツヤツヤしてきて、
ちょっとしんなりしてきたかなっていう感じの時
理科系オット「それって何分くらい」
あつこ「(だんだん面倒に)1、2分くらい?その時のピーマンの量で違うし」
理科系夫「この作り方によれば130グラム って書いてある」
あつこ「もう…1分でいいです」
ーーーー
正解の2番目は
2,粉をまぶす
理科系夫「肉を細く切って粉をまぶすっていうこれだけど」
あつこ「うん」
理科系オット「これ一枚ずつやるの?」
あつこ「えっ?」
理科系オット「だって、いっぺんにふりかけたら
粉がつくところとつかないところが出ちゃうでしょ」
あつこ「・・・。」
理科系夫「だからまず一枚を細く切って
そこに粉を振りかけて」
あつこ「・・・・」
理科系夫「1枚ずつ切っては、粉を振りかけた」
あつこ「本当に? それすごく時間がかかったんじゃないの」
理科系オット「うん。疲れた」
ーーーー
あつこ「 それはお疲れ様でした。
これは全部一緒に細くきって。
上から粉を振りかけて
ちょっと手で揉むようにすると全体にうまく広がるんだよ。
つかないところももちろんあるけれども
そこまで細かく考えなくて大丈夫なの」
理科系オット「この箱の説明書は不親切だよ。
ちゃんと書いてくれなくちゃ。
次にやるときに同じようにできないでしょ」
あつこ「だからてきとうに・・・もういいです。いただきましょう」
ーーーー
結論から言うと、初めて作ったにしてはチンジャオロースは美味しかった。
あつこ「おいしいよ。よくできたじゃない」
理科系オット「良かった(ボソッ)」
横顔が少しゆるんでいる。
た・ぶ・ん、喜んでいる。
時間も8時近くなっていたので
お腹がすいて美味しかったのかもしれない。
しかし、再現性か。
確かに夫の料理(レンジでチンのオートミールメニューとか)は
一度覚えてしまうと、いつも同じようにできる。
いわゆる基本のキを知らない状態では「軽く炒める」「粉を振る」がわからなくても仕方ない。
そういえば「塩ひとつまみ」も「小さじ半分なのか」って聞かれたことあり。
ーーーー
お風呂に早く入れたのはとっても気持ち良かったけど、
言葉ふたつの説明でまた疲れた。
最後の「良かった」がかわいかったので良しとしよう。
ありがとう。またよろしくね。
専業主夫への道はまだ始まったばかりだ。
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