節分には、豆まきをして歳の数だけ豆を食べる。
ずっとそうやって生きてきた。
それが10年ほど前からすっかり様子が変わった。
恵方巻きである。
最初に聞いた話では
ある方向を向いて
口も聞かずに海苔巻きをまるまる1本食べる。
そんなことできるわけないし、せっかくのおいしい海苔巻がもったいないと思った。
しかし、いつの間にかじわじわとこの風習は東京にも広まった。
理由は簡単だ。
恵方巻を買ってくればお夕飯の用意をしなくていいからである。
主婦の味方なのだ。
最近の恵方巻の充実ぶりと言ったら。
単なる海苔巻きではない。
私がいそいそと、今日買ってきた恵方巻はこちらである。
この時は、近くの高級スーパーに出かけて購入することにしている。バラエティー豊かで、グレードもちょっとだけ高いからだ。
1種類目はこちら。
12種類の具が巻いてある。
海苔巻きが二重になっており大きい。
もう一つ購入。
2種類並べるとこんな感じ
美味しそう。
これに、野菜の煮物とほうれん草のおひたし、厚揚げの煮物で完成。
太巻きは大きくてとてもひと口で食べ切れない。
イクラがいいアクセントだった。
カツはちゃんとソース味がついていた。
これで立派なお夕飯になるんだもの。
買ってくれば良いので、楽である。
しかも海苔巻きは美味しい!
私の幼い頃は海苔巻きはご馳走で
母が運動会や遠足などの特別な時にだけ作ってくれるものだった。
恵方巻きはずっと根付いていくに違いない。
この仕掛けを考えついた人は、たいしたものである。
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