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唾液が虫歯から歯を守る?

前回の唾液のはたらきの中から
再石灰化作用のことを。

歯はエナメル質という
カラダの中で1番硬い組織
に覆われています。

1番硬くて簡単には壊れないけれど、
酸性の刺激に弱いのです。

虫歯菌が作り出す酸だけでなく
食品の酸も同じで、

食事をするたびに歯が溶けています。
これを[脱灰]といいます。

ここで、[唾液]がはたらきます!!
唾液の中にカルシウムやリン等の
歯をつくるミネラルが含まれていて
歯に取り込まれていきます。
これを[再石灰化]といいます。

食事をする度に脱灰して
唾液のはたらきで再石灰化を
繰り返しています。

食事以外に、口の中に食べ物が入る回数が
多いと、脱灰ばかりで、
再石灰化ができず、虫歯になります。

再石灰化のほかに
唾液には緩衝能といって、
口の中を酸性に傾いた状態から
中性にもどすはたらきもあります。

唾液がうまくはたらかなくなる原因は
① 唾液不足
 (病気や薬の副作用、口呼吸など)
② 間食の頻度が高い
 (食事も含めて5回ぐらいまでがよい)
③ 口腔ケアが不十分
 (歯磨き)                           です。


それから、
唾液の力を引き出すのに歯磨きは
関係ありません。

歯磨きを頑張っても
唾液による再石灰化は促進されません。

唾液の力が追いつかないぐらい、
食べ物が口に入る回数が多いと、
歯磨きをしても 
虫歯はできてしまいます。

1日に3回の食事以外に
食べ物は何回 口に入っていますか?


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