セレブな集まりのキャンプに誘われたら、土瓶蒸しが出てきた話
こんにちは。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
最近、体調が悪く日中のほとんどを横になって過ごしているのですが、その時はYouTubeにお世話になっています。
わたしが好んで見ている動画はほぼ食に関するものなのですが、先日ふと土瓶蒸しの映像が目に飛び込んできました。
「あぁ、土瓶蒸し!!」
「美味しそう」
子供の頃、高級日本料理店で初めて出てきた時、驚きました。
土瓶の上にちょこんと乗っているお猪口にやたらに惹きつけられたのです。
お猪口といえば、熱燗というイメージだったので大人のものという特別感があったのでしょうか?
それを子供のわたしが飲んでいい。
何だか大人になったような、特別扱いをしてもらっているような気分だったし、何せお猪口が可愛くて仕方ない。
そっと、土瓶から出汁を注ぐとかぼすの香りと酸味がなんとも言えなくて
「なんて美味しいんだろう。なんて大人な味なんだろう!!」
と感動したのを覚えています。
そんな話を夫にすると、
「そういえば〇〇さんのキャンプに行ったとき、土瓶蒸し、ご馳走になったよね?」
と言われました。
「あぁー、食べたね〜」
そうそう。
以前ものすごくセレブな友人のキャンプに混ぜてもらった時、土瓶蒸しが出てきたのです。
そもそもキャンプで土瓶蒸しを食べようという発想が凄すぎます。
凄かったのは土瓶蒸しだけではありません。
もう、どれだけの食通が集まったらこういう事になるのかな?というキャンプでした。
国産の松茸に、シャトーブリアン、生ハム丸々一本。
名古屋コーチン、丸々1匹。
いい色に焼けてきた大量のシャトーブリアン。
その上に、トリュフ塩やらフランス産岩塩やらぱらりしていただく。
キャンプ道具も何でも揃っている。
もしかしたら、これは雑誌かテレビの撮影用なのかもしれないと目を疑ってしまいます。
しかし、この時のキャンプは大人の友人に誘ってもらったことと、あまりのセレブ感に終始緊張していたような思い出しかありません。
土瓶蒸しの味も、思い出せない。
余計に土瓶蒸しが恋しくなった思い出のキャンプの話でした。