室温とpodcast、偏頭痛の場合
ここ数日、ひさしぶりの頭痛でおとなしく過ごしていた。一か月ぶりの頭痛なので、一時期に比べるとだいぶ良い。暑かったり大きな台風がきたりすると頭痛がひどくなるので、そうでない寒い時期はなかなか体調が良い。
頭痛について調べると奥が深すぎて、水分をうっかり取っていなかったり、胃腸が悪かったり、女性ホルモンのせいだったり、まぶしすぎたり気圧が急に大きく下がったりほかにも探せばいろいろと原因が出てくる。とにかく、なにかあると体の弱いところに出る、それがわたしの頭痛なのだ。
わたしが飲んでいる偏頭痛の薬は早めに飲まないと効かない。年末に偏頭痛が起きた時、うっかり飲むタイミングを遅らせてしまって、一錠飲んでも効いてくれなかった。
室温が高いとのぼせて頭が痛くなってしまうわたしとは真逆で、夫は極度の冷え性なので暖房をガンガンに入れないとしんどくなってしまう。ふだんはあまり家にいないことも多い夫が、年末休みで室温をしっかり上げていたので、服薬のタイミングを失敗してぐったりしているわたしの頭の周りもどんどんぬくめられてしまい、ある瞬間にこめかみが「カチリ」と鳴った。鳴る訳がないが、鳴った。その瞬間、ぐだぐだ低空飛行していた偏頭痛の症状が一気に悪化した。吐き気がぐっと盛り上がり、目がまわる。水を飲み、偏頭痛薬を飲み、いつ吐いてもいいようにスタンバイし、体温が下がるまで(なんて言ってもきっとコンマ数度なんだろう)別室でうずくまっていた。
結局吐くことはなく、ふらふらと寝室に戻り、なんとか寝た。目が覚めると、偏頭痛は治まっていた。荒療治。一回目の服薬はうまくいかなかったが、その後症状を悪化させることで二回目の服薬がドンピシャで効いた。なんという荒療治。結果的にうまくいったけれど、あれは再現できるんだろうか。
頭痛で寝込んでいるときは podcast で番組を聴くことが多い。今回は『和田ラヂヲの、聴くラヂヲ』『髭男爵ルネッサンスラジオ』TBSラジオクラウドの『おおぎやはぎのメガネびいき』『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』のヤマザキマリ先生回を聴いては寝落ちし、また聞き直しては寝落ちしてほとんど記憶のある状態で聴けていない。結局。