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はじめに初めて受験する人にとってはまだ学び始めて2週間足らずのエスキスですが、宿題のチェックをしているとすでに苦手にしそうな受講生というのは何と無く分かります。その傾向をつかんで個々にいち早く修正するのが講師の仕事だと思っているのですが、毎年エスキスを苦手にする受講生に共通していることはあまり変わりません。ここではその共通点を書いてみようと思います。 エスキスは連続しているもの初期の間はどうしてもしょうがない、と思うのですがエスキスが苦手な受講生は一つ一つの手順が独立して
はじめに 作図強化が終わる頃になると多くの受講生が3時間を切るレベルになっているはずです。(作図強化を受講しかつ枚数をこなしているにも関わらず、もしまだ3時間台なら「作図スピードを上げるコツ」の内容を参照して下さい。この内容を踏まえて数枚練習し、3時間を切れないのなら単純に集中力不足だとしか言いようがありません(そしてそれは製図試験においては致命的な欠点です)。) さて、本記事で書いていきたいのは2h45minくらいから速くならない人向けの内容です。「作図スピードを上げる
はじめに 今週末からエスキスの講義も始まりますが、まず最初に行うことは読み取りです。「読む」だけですが、心の準備をしておくだけで幾分取り組みやすいと思います。そういうことを書いていきます。 課題文は問題ではない 最も重要なことは、課題文はクライアントである、という意識を持てるか、です。入試の数学の問題などとはは全く異なるものです。 しかも、そのクライアントは敷地の情報や各室の面積、計画する時に失敗してはいけない注意点(留意事項)、ひいてはこちらがプレゼンする時の説明すべきコ
はじめに 先を見越して、エスキスについてまとめていたのですが、そもそもゾーニングやグルーピングといった言葉に対して正しく認識出来ていない受講生も多いかなという印象なので、その辺りを整理したいと思います。 基本的なゾーニング 言葉通りに捉えれば、「ゾーンごとのかたまりに分けること」です。 製図試験だけではなく、まず必ずあるゾーニングが、利用者ゾーンと管理ゾーンの区分です。言い換えるとサービスを受ける側とサービスを施す側で建物内部を分ける必要がある、ということです。食事をしてい
いよいよ講座が始まります。「製図試験に必要な力」や「製図試験に合格する受講生の共通点」でも触れたように、作図スピードは試験の合否に関わる重要な力です。講座でも最初からそのことを伝え、訓練していくことになるのですが、ただ闇雲に練習して速くなるのには限界があります。大体、3時間半くらいの所が壁になる印象です。ここから目標である2時間半〜2時間に縮めていくにはどうすれば良いか、そのことを書いていきたいと思います。 類似記事: 「作図スピードを上げるコツ②」「作図スピードを上げるコ
はじめに これまで数年講師を続け統計的に得られた、合格する受講生に共通している所について書いてみたいと思います。あくまで個人的な統計ですし(しかし数年分の実績に基づいています)、これから書く基準を満たせば必ず合格するというわけでもありません。ただ、合格した人は皆満たしていた基準であり、満たしていないのに合格した例外に当たる受講生は僕が担当してきた中では数名しかいません。そのうちの一人は誰もが知る進学校から誰もが知る大学で院まで学び誰もが知るスーゼネで誰もが知る物件の担当をし