税効果会計について
今回は会計ネタである。税効果会計について。税効果会計は英語ではTax effect accountingという
会計士等の資格試験や、会計・財務関連の業務に従事されている方、もしくはM&A関連の仕事をしている方でも税効果会計はよく出てくるトピックだと思う。しかし会計の中でも応用論点なので、一般的な説明を聞いただけではピンとこないし余計に意味不明になった・・という人もいると思う。
ここでは、「分かりやすさ」に焦点をあてて基準の内容を踏まえつつ解説をしていきたい
ちなみにここで扱う税効果は、コーポレートファイナンスでの節税効果ではなく、会計上の税効果会計なのでその点ご注意を。
税効果会計概略
基準の言葉を借りて説明すると、
「企業会計上の資産又は負債の額と課税所得計算上の資産又は負債の額に差異がある場合において、法人税等の額を適切に期間配分することにより、税引前当期純利益と税金費用(法人税等に関する費用)を合理的に対応させる」
とある。これだけ読んでも意味が分かりづらい。(会計士試験では上記の文章は暗記させられるが・・)この説明はBS目線から説明(資産負債法という)しているが、イメージしやすくするには、PL目線でとらえる必要がある(繰延法)