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2023年3月の記事一覧
持分法の処理と財務モデル
持分法の概要持分法は連結会計のうち一行連結と呼ばれるものである。端的に言うと、支配権を獲得していない会社(議決権の20% ~ 50%以下)を連結BSおよびPL上どのように表現するか規定した会計処理である。
*通常のマジョリティないし100%買収 (outright acquisition)は、支配権を獲得する行為なので会計上、連結財務諸表を作成する際には全部連結という方法になる。そのためPLとB
リース会計と財務モデル
今回はリースに関してである。会計基準の内容は監査法人等のサイトで詳しく説明しているサイトが多いのでここでは割愛する。
本記事のメインは主に財務モデルにおける処理である。リース会計はテクニカルな論点もあり、最近は会計基準の変更(使用権モデル)の導入がIFRSであるなど、実際にモデル上どのように処理すればいいか簡単に記載していたきたい。
リース債務のモデル上での処理リース会計の改正 (IFRS)で
M&A|条件付き買収対価|アーンアウト、セラーノート
今回はM&Aにおける条件付き対価について簡単に書いていきたい。条件付き対価は英語ではcontingent payment、もしくはcontingent considerationと言う。ここではアーンアウトおよびセラーノートについて、実際に日本企業による買収ないし売却案件で使用された事例を開示資料を見ながら追ってみることにする。
アーンアウト |Earn-outアーンアウトとは、M&Aにおける価