「誰もが笑顔で堂々と”Hi!”と言い合える世界」を長野県から始めよう ~後編~
前編では、私たちエー・トゥー・ゼットが目指す「誰もが笑顔で堂々と”Hi!”と言い合える世界」と、私が英語に出会って人生が変わったことについてお伝えしてきました。
後編では、異文化コミュニケーションの重要性と、2代目社長としての決意についてお話ししていきますね。
異文化コミュニケーションの重要性
私は仕事柄、外国人スタッフと話す機会が大変多いです。
彼らと話していて面白いなと思うのは、自分の常識、自分の理屈が通じない時があることです。
例えば、自分では当たり前だと思って頼んだり指示したりしたことに対して、「それはミチコの常識だろ」と返されることがあります。
日本人のスタッフであれば、一から十まで説明しなくても、行間を読んで忖度してそれなりに動いてくれる。ですが外国人スタッフにはそうはいかないのです。
きちんと論理立てて説明して、必要性を分かってもらわないといけない。
正直、面倒だなぁと思うこともありますが、それが相手にとっての常識なのだと意識を切り替えてしっかり説明するようにすると、相手も実に良い仕事をしてくれます。
異文化コミュニケーションとは、こうして違いを受け入れ、どう共存していくかを考えていくことです。
実はこれ、相手が外国人でなくても、同じ日本人同士であっても、取り入れたい考え方です。国籍、世代、ジェンダー、役職・ポジション、年齢、既婚未婚、家族構成の違いなどなど、実に様々な場面で応用できるからです。
だって、相手は誰もが自分と異なる価値観を持つ存在。その多様な価値観を受け入れ、コミュニケーションを丁寧にとることが今の時代には大切なのです。
そこから生まれたのがエー・トゥー・ゼットの「グローバルコミュニケーションセミナー」。英語や外国文化を素材として扱いながら、会社の風土やコミュニケーションを徹底的に改善していきます。
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2代目社長としての決意
40年続いてきたエー・トゥー・ゼットには3つの主要事業があります。
祖業は英会話学校で、その特徴は「幼児からシニアまで」「入口から出口まで」。現在は2歳から87歳まで幅広い年代の方々が学んでいます。
長野県にいながら外国人講師から生きた英語を学んだり異文化に触れたりする機会を提供することで、生徒さんの世界や未来を広げていくのがミッションです。
企業向けの事業としては、語学研修の実施や先述した人材育成セミナーの運営、また人材紹介や通訳・翻訳などを行っています。
そして、現在大きな柱となっているのは公教育支援です。ALT(外国語指導助手)の派遣をはじめ、教員研修、ICT支援など、様々な学校現場の支援を手掛けています。
ここまで40年、会社を創業時から率いてきた先代の社長は、実にパワフルで、強いリーダーシップで社員をグイグイと引っ張っていくタイプでした。
対して私は、周囲の人の意見を聞きながら、状況に応じて対応するタイプ。
次期社長を託したいという話をもらった時には、正直迷いました。
ただ私は、アメリカ時代もこの会社に入ってからも、いただいたチャンスは拒まず引き受け、ただひたすら愚直に真摯に取り組んできました。
そういう私だからこそのリーダーシップがあっても良いのではないかと思い、今は自分なりの形で会社を率いています。
私は人の話を聴くのが好き。現場が大好き。
学校の先生や教育委員会の方々、企業の経営者や人事の方、生徒さんや保護者の方、そしてスタッフたち、いろいろな人たちと会って話を聴くのが大好きです。
バトンを受け継いだ自分の役割は、「人と人を繋ぐ」「時系列を繋ぐ」こと。
人の話を聴いて、人と人とを繋いで、想いを形にし、次代に繋げていくこと。それは私の天職であり、ライフワークです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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