世界のゴルフ動向 その32
1.泣きっ面に蜂のウェルズ・ファーゴ選手権「最終回」
シグネチャーイベントに昇格したはいいが、大会にかかる資金がこれ以上払いきれないという金銭面の問題で今年限りでスポンサーを撤退する今週のウェルズ・ファーゴ選手権。
先週金曜にメレディス夫人の出産が間近ということで、スコッティ・シェフラーが大会に出場しないという情報をお伝えしましたが、日本時間の今朝また衝撃的な話が飛び込んできました。
ルドビック・オーベリが膝痛のため、大会を棄権します。
長身選手の悩みでもある膝痛が、2週間のオープンウィークを挟んでも痛みが引かないので医師に相談し、大事をとるということで大会を欠場することを決心しました。
次週がメジャー第2戦、全米プロということもあり万全な状態で臨んで欲しいところです。
それにしても現在のPGAツアー2枚看板といってもいい両選手の欠場、果たしてウェルズ・ファーゴは予測していたのでしょうか。
2.テイラー・グーチ、全米プロに特別推薦で出場
LIVゴルフ昨シーズン個人戦優勝者のテイラー・グーチが、全米プロの特別推薦を受けて出場することが明らかになりました。
最新の世界ランクが644位であったグーチですが、昨シーズンの実績を主催の全米プロゴルフ協会(PGA)が認めた格好となりました。
マスターズには出場できなかったとき、「もしマキロイがマスターズに優勝してグランドスラムを達成したとしても、参考記録としてアスタリスクをつけなきゃいけないのでは」と発言したグーチ。
グーチの理論で行けば、今回の全米プロ優勝者は”アスタリスク”をつけなくてもいいことになるでしょう。
とは言え昨年世界ランクが貰える試合(メジャー、DPワールドツアー、アジアンツアー)での成績は6試合に出場し、ポイントが貰えた試合は半分の3試合で、最高位はアジアンツアー・サウジインターナショナルの12位タイ。
今年初めて世界ランクのポイントが貰える試合で、グーチはどんなパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。
3.真の”二刀流”アスリートであるボー・ジャクソン、レモネード1杯に100ドル支払う
MLBとNFL両方で実績があり”真の二刀流”アスリートと言われてきたボー・ジャクソン。
アラバマ州で開催されるチャンピオンズツアーのメジャー大会、リージョンス・トラディションのプロアマ大会でプレーをしている途中、子供たちがレモネードを売っている露店に遭遇し、ここで休憩をとることに。
レモネードを口にする前に「もしおいしかったらお金を払おう、口に合わなかったら即座にここを去ろう」と言い、早速飲むことに。
レモネードを口にしたジャクソンは開口一番「おいしい」。
そして子供たちに100ドルを支払ってその場を去りました。
ちなみにここで得た収益は、アラバマ州立子ども病院に寄付されます。