【ニブセキの息子】おにいちゃんの顔だよね〜…
二分脊椎症の息子が3歳になった。先日のデイはちょうど、誕生日。デイでは息子の誕生会をしてくれたようで、仕事から帰ると、写真付きのバースデーカードが飾ってあった。
カードに貼られた写真が、いつも家では見せない顔だったので思わず笑ってしまった。下唇をかんで、ちょっと恥ずかしそうな笑顔。お母さんもお父さんもいません。泣いてもやってきません。ああ、いい子にしてないといけないかな…そんな表情がのぞく顔。「こうして見ると、おにいちゃんの顔だよね〜…」と妻がつぶやく。
はあ、3歳です。
振り返れば、出産から、いくつもの手術、入院、装具着用、導尿に浣腸スタートと、目まぐるしい変化だらけだった。でも、あまり先のことを考えずに、とりあえず目の前のことをやろうということで、なんとか乗り越えてこられた。
これから何が起こるか分からないし、きっと手術はまたしないといけないと思うけれど(シャントチューブの入れ替えは絶対しないといけない)、あまり考えすぎずにやっていこう。
それよりも今は、息子のいち人間としての成長を見るのが楽しい。