梅干しが嫌いだった
食べ物の好き嫌いはほとんどないほうですし,食べたことがないものは「とりあえず食べてみようか」とすら思う方です。
でも高校生くらいまで,梅干しを避け続けていました。
弁当に入っていればまず梅干しをどこかにどけて,赤く染まったご飯をできるだけ削り取ります。日の丸弁当など論外です。
実家の食卓にはいつも梅干しがありましたが,ほとんど手をつけたことがありません。なんと私の妹は梅干しが大好きなので,どんどん手が伸びていました。でもその隣で「何が美味しいの?」と不思議に思っていました。
梅干しだけではありません。赤じその味がまたダメなのです。小中学校の給食に出てくるふりかけの赤じそ「ゆかり」も,学校で袋を開けることはほとんどなく,そのまま家に持って帰っていました。
大人になって,梅干しも出されれば食べるようにはなりました。
特に梅干しの何が苦手なのかもよくわからないのですよね。健康に良いというし,食べておいて損はないことは理解しているので,出てくれば食べます。
でも,あえて梅干しやゆかりを買おうと思ったり,コンビニで梅干しの入ったおにぎりをあえて買おうとしたりはしない,というのが現状です。
好き嫌いの予測不能さ
子どもを見ていると,食べ物の好き嫌いは予測不能で,なかなか親がコントロールできるような問題ではないことが実感されます。
同じ家庭だからといって,同じ食べ物が嫌いになるとは限らないのです。
きょうだいがいれば,ある子はトマトが好きで別の子は嫌いだとか,こっちは肉が好きでこっちはあまり好きではないとか,どっちもしいたけが苦手だとか,ああこの子はナス食べないんだったとか,本当にメニューを考えるのに苦労します。
親が「食べなさい!」と言って食べるなら苦労はしません。食べたくないものはしょうがない,といった感じですよね。
好き嫌いの理由
心理学ワールドに,大阪大学の乾先生による,食べ物の好き嫌いに関する記事が掲載されています。
食べ物を嫌いになる理由[pdf]
食べ物を嫌いになるにはいくつかの理由があるそうです。
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