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毎日取り組む課題の話

先日,Duolingoの継続日数が1200日になりました。

Duolingoは無料の言語(だけではないようですが)学習用のプラットフォームです。

始めたのは何年まえでしょう……2014年頃かもしれません。とある仕事で忙しくなってきて,「これが終わったらサバティカル(研究休暇)を申請できる!」という希望を持ちつつ業務をこなしていた時に,「サバティカルまでに自分の英語,もう少し何とかしなくちゃな」と考えて探したのがこのアプリだったように思います。

実は一度,200日くらいで途切れてしまっていまして,そのあとは1200日続いているというわけです。とはいえ「1日だけはやらなくてもセーフ」というアイテムは常に使っていますので,飛んでいる日もあります。海外への移動があると危険ですからね。

ずっと英語だけをやっていたのですが,元言語を英語モードにすると各国語を学ぶことができます。エスペラントや,スタートレックのクリンゴン語さえ勉強できます(トレッキーには必須?)。

英語はとっくにクリアしてしまっていたので,最近はスペイン語(を英語で学習)モードをずっとやっています。とはいえやり方はいい加減なもので,スペイン語の学習はこのアプリだけで他は何もやっていません。本当はDuolingoだけでなくちゃんと学習すればもっと効率よくスペイン語が身につくと思うのですが。

それに,だいたい朝起きがけに布団の中でやることが多く,音も消しているので効果も半減です。とても読み書き会話ができるレベルではありません。いつになったらスペイン語をマスターできることやら。

Natureの勤勉性の論文

科学雑誌Natureに,勤勉性の研究が掲載されています。

毎日,私たちは何かの目標のために細かい,異なる行動を連ねたり途中で止めたりすることを繰り返しています。たとえば車を運転するときには,エンジンを始動させ,パーキングブレーキを解除し,ギアを入れ,ハンドルを握り,アクセルを少しずつ動かし,何かにあたりそうならブレーキを踏みながらハンドルを切り,音楽を聴こうと思ってカーステレオのスイッチを入れ……と,一連の動作をこなしていきます。

このような,次々と異なる行動をこなしていくことを,multicomponent behaviorと言うそうです。

このような連続する行動をどれくらい素早く正確に行うことができるかという実験課題が作られています。

そして実験で測定された値をビッグ・ファイブ・パーソナリティで予測すると,ビッグ・ファイブのうち勤勉性だけが,この課題をうまくこなすことに関連していました。勤勉性は自己制御や計画の遂行にかかわる特性ですので,この結果は納得できるものがあります。

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