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学生時代からの親友と同じ職場で働きたい。

ヒューマングループ社員の紹介により、新たな人材を採用する「社員紹介(リファラル採用)制度」。実際に、この制度が活用された事例を紹介します。

 ヒューマンリソシア株式会社の首都圏マッチング(求職者と求人企業のマッチングを行う部門)に在籍する秦 和樹さんと田中 昂平さんは、大学の同期です。卒業後はそれぞれ別の道を歩みましたが、紆余曲折を経て同じ職場に辿り着きました。お二人にその経緯を伺いました。


秦 和樹さん(2020年3月入社) ヒューマンリソシア株式会社 首都圏マッチング 東京マッチング4課


田中 昂平さん(2021年4月入社) 同社 首都圏マッチング 東京マッチング3課

——お二人は大学の同じ学部の同期であり、軽音楽サークルでも活動を共にした親友と聞いています。卒業後の経歴を簡単に教えてください。

田中: 学生時代にアルバイトをしていたアパレル会社に正社員として入社し、2年間勤めました。その後、社員3人の小さな人材紹介会社に転職したものの、経験を積むにつれ「転職して、もっと大規模の仕事に携わりたい」と考えるようになりました。そんなとき、ヒューマンリソシアに勤めていた秦さんから声をかけてもらったんです。

秦:私は製造業と不動産業を経て、ヒューマンリソシアに中途で入社しました。人材業界に転職したのは、すでに人材業界で働いていた田中さんから仕事のやりがいや楽しさを聞いていたからです。大学卒業後も音楽活動を続けるなど、私たちはしょっちゅう顔を合わせる仲でした。

——人材業界では田中さんの方が、ヒューマンリソシアでは秦さんの方が、それぞれキャリアが長いというわけですね。秦さんが社員紹介(リファラル採用)制度を使い、田中さんを誘ったのはなぜですか?

秦:上長から「このような制度があるので、適任者がいたら紹介してほしい」と声をかけられたからです。すぐに田中さんの顔が浮かびました。そもそも私がやりがいを持って仕事に取り組めているのは、田中さんのおかげです。その親友と一緒に仕事ができたら、きっと楽しいだろうという思いでした。

田中:あのとき、秦さんに声をかけてもらえてうれしかったですね。当時、私のいた小さな会社ではできることに限界があり、行き詰まりを感じていたところでした。会社の規模が変われば取引先の規模も変わる、次のステップでやりたいと思っていたことがリソシアなら可能だと考え、選考を受けることにしました。

——親友同士とは言え、それぞれ不安要素はなかったのですか?

秦:なかったですね。田中さんの明るくて笑顔を絶やさない人柄は、サークル活動を通じて熟知していました。また人材業界でのどん欲な働きぶりもずっと聞かされていたので、田中さんならリソシアでも間違いなく活躍できると考えていました。


田中:私の場合は入社する側ですから、やはり不安はありました。給与や残業時間、達成すべき目標、社内の雰囲気などは、結局のところ入社してみないとわかりませんから。けれど秦さんが何もかも包み隠さず教えてくれたので、選考を受ける前に不安はすべて解消されていました。普通の転職活動なら聞けないような情報をしっかり事前に押さえられるのは、社員紹介制度の最大のメリットだと感じました。秦さんは物事に対していつも誠実に取り組む人です。その秦さんが言うのだから、間違いないという思いでしたね。

——「田中さんならリソシアでも活躍できる」という秦さんの言葉が、田中さんにとって入社後のプレッシャーにならなかったのですか?

田中:もしかしたら秦さんの顔をつぶしてしまうかも、というプレッシャーもありましたが、私はプレッシャーが大好きなので(笑)。むしろ、絶対に活躍するという責任感を持って入社しました。幸い、入社後のギャップはありませんでしたね。秦さんの情報は確かなものだったし、ネガティブな情報も聞いた上で入社したので、すべてがイメージ通り。おかげで仕事にもスムーズに溶け込むことができました。

秦:結果論になるのですが、田中さんは私が見込んだ通りの働きぶりでした。恥ずかしながら、入社1年目にして私の成績も抜かれてしまいました。もちろん悔しい気持ちもあるのですが、同時に誇らしくもありますね。

田中:結果を出せたことで安心もしましたが、正直自信もあったんです。秦さんに「絶対活躍できるよ」と持ち上げられていたので。そうなれば調子にのるタイプですから。ある意味、秦さんにうまくコントロールされていたのかもしれません。

秦:私の作戦通り、うまくいきました(笑)。

——お二人は、最近も社員紹介制度を活用されたそうですね。

秦:はい、私はサークルの後輩一人に声をかけ、入社に至りました。

田中:私もサークルの同期一人と、前職で一緒に働いていた仲間の一人に声をかけ、いずれも入社に至っています。

——秦さんの最初の声かけがきっかけで、新たに4人の方がリソシアに加わったということですね。

秦:それなのに周りからは、田中軍団と呼ばれているんです。本来なら秦軍団と呼ばれてもいいのに、田中さんの方が成績がいいから。(笑)

——お二人が制度を利用するのはなぜですか?

秦:人柄をよく知っている人と働くのは楽しいと、田中さんを紹介したときに実感できたからです。それに知り合いと働くことは、あいつには負けられないというモチベーションにもつながります。今後も入社を希望する人がいるなら、どんどん声をかけていきたいと思っています。

田中:私が声をかけた一人はサークルで、もう一人は前職で、共に何かを追いかけてきた仲間です。追いかけるものは以前と違うけれど、また一緒にやっていけたら楽しいだろうなと思えたんです。これからも信頼できる人たちと、みんなで高め合えていけたらと考えています。

——これから制度を活用する人に伝えたいことは?

秦:声をかける立場の人は、労働条件や職場の環境について、良い部分だけでなくネガティブな部分も含め、隠し事なしでオープンにしておくべきですね。この会社で大丈夫と、相手が納得いくまで話し合いをしてください。なぜなら入社後のミスマッチは誰もが不幸になるからです。みんなが幸せになることを目指しましょう。

田中:私からは、声をかけられた人に向けてお伝えします。転職を不安に思うのは普通のこと。けれど転職先に信頼できる仲間がいて、その人たちと一緒に働けるのは想像以上に楽しいことです。あなたの信頼する人が自信をもって紹介してくれたのなら、思い切って新しい環境に飛び込んでみてください。

<ヒューマンリソシア株式会社・会社概要>
総合人材サービス会社として、人材派遣、人材紹介、業務受託サービスを全国27拠点で展開しています。1988年創業以来、教育事業をバックボーンに多彩なサービスを展開するグループの総合力を活かし、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。


※2022年11月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・役職等は取材時のものとなります。

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