サヴォンリンナの図書館 Joeli(フィンランド)
サヴォンリンナはフィンランド屈指のリゾート地で、4000㎢に及ぶ面積の半分が湖です。
クルーズ船が行き交うフィンランド最大のサイマー湖、3大古城のひとつであるオラヴィ城、オラヴィ城で行われる夏のオペラフェスティバルなどが有名です。
サヴォンリンナの旧中央図書館が老朽化したため、郊外に新しく図書館Joeliが建てられました。
建物の外観に魅かれて、何だろう?と行ってみたら図書館だった・・・
フィンランドでは時々、こんな出会いがあります。
どことなく昔の納屋を思い浮かべる建物で、木の外壁にはグラフィックな金属の装飾が施されています。よく見ると、アザラシやお城、船の錨など、どれもサイマー地方を表すイメージです。
くり抜かれたような図書館の入り口。
模様のない部分には金属のフェンスが張り巡らされていて、魚を獲る網を表現しているそうです。
返却ポスト
エントランスにほっこり。
貸し出し用のタブレット端末
あちこちにイラストが描かれています。
館内は、サイドが吹き抜けになっている大きな一つの空間で、広々しています。
子供の本のコーナー
お洒落な配架用のカート。
テレビショッピングの高枝切ばさみ(笑)
じゃなくて、たぶん手の届かないところにある本を取るもの。これは初めて見ました。踏み台はよく置いてありますが、足を踏み外して落ちると危ないわけで、なるほど~!
カフェスペース(閉店中)
壁面は市民ギャラリーかな。
螺旋階段を上がって、メインの書架スペースへ。
図書館を作ったという、めちゃくちゃ大きいコテを発見。
ミーティングルームも併設されています。
音楽コーナー
奥まで見通せる開放的な空間です。
吹き抜けのスペースは、ゆったり過ごすのにうってつけ。
この隅っこ感が何とも言えず良いんですよね。
みんな大好き、スイーツ本❤
外に出てみるとワンちゃんマークを発見。
ワンコ連れの利用者さんにも嬉しいスペース。
館外に椅子やテーブルがあるのはありそうで無い?
入り口と逆側の側面。
フィニッシュデザインというと、シンプルですっきりしたイメージですが、この図書館は発想が面白く、楽しかったです。
お出迎えとお見送りは、フィンランド版もののけ姫のコダマ・・・?
*サボンリンナの公共図書館
*参考