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湖の一本道 プンカハリュ(フィンランド)2
前の記事はこちら ↓
プンカハリュをぐるっとサイクリングしたあと、地図の茶色にあたる森をハイキングしました。
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* プンカハリュ自然保護区をハイキング
標識を頼りに自転車&徒歩で散策。 ココンハリュ・トレイル(Kokonharju Polk)は全長3kmほどのトレイルで、一帯は本来の原生林の他にも栽培された樹種が見られるそうです。
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フィンランドで一番高い木 (Suomen pisin puu)にも行ってみました。ピシンプーって、響きがカワイ過ぎる♪ どんな巨木かと思ったら、意外にもひょろっとした木でした。高さ47mで国内最高とのこと。
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こんな感じの森を更に進みます。
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一番奥のカルヤラン・カッリオ(Karjalankallio)で小休止。 直訳するとカレリア岩という名前なので、地盤が岩なのでしょう。
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薪は無料です。フィンランドにいると、薪 → 火起こし → 焼きソーセージ → うんまい!と脳内が無限ループに(笑) さらにアルコールかコーヒーが加われば、幸せホルモンも爆上がりします。
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湖に降りる小道。
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次は森林博物館Lustoへ。
*フィンランド森林博物館 Lusto
Lustoは、子供から大人まで、フィンランドの森林文化を楽しく学べるミュージアムです(1994年オープン) Lustoはフィンランド語で年輪という意味。名前の通り、メインビルディングは切株のような丸い形をしていて、木が多用されています。 いくつかの候補地からプンカハリュが選ばれたそうで、これからもどんどん進化していきそう。
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木そのもの、ログハウスの歴史、丸太の運送技術etc、 人と森林の関わりがあらゆる角度から紹介されています。
この木何の木?と実物をみて名前を当てるコーナーがあったり、「神様の木」も置かれていました。 日本も木造文化ですし、自然に神様が宿るという発想も似ていると思いました。
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<ミニ紹介動画>
2階のエントランスを入ると、広々した吹き抜けの空間が迎えてくれます。ツリーハウスや木製のトラックが楽しい!
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子供たちが大好きな隠れ家系オブジェ。 毛糸で作った小物やファブリックの使い方も素敵です。
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こちらは大人が夢中になる重機ゲーム? 夫がやりたそうだったので、しばらく待ってみましたが、なかなか終わらず諦めました。 館内の拡張されたエリアに、本物の重機や工事車両がズラッと展示されていて壮観でした。
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ミュージアム・ショップには木で作られたグッズがたくさん並んでいました。 キッチングッズなどの小物はつい買いたくなってしまう・・
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併設のレストランが想像以上のクオリティーでした。気取ったメニューではないんですけど、とても美味しかった! はい、デザートもしっかり別腹で頂きました。
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*Lusto駅
プンカハリュを通る鉄道は1906年に運行を開始しました。 趣のある駅舎はブルーノ・グランホルム(Bruno Granholm)の設計。グランホルムはユヴァスキュラやエスポーなどの駅舎も手掛けています。当時はプンカハリュ駅でしたが、森林博物館Lustoのオープンに合わせて、Lusto駅と改名されました。
サヴォンリンナから鉄道で約25分(3€)、目の前が博物館ですから、アクセスも良いですね。
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駅舎の中はちょっと不思議な雰囲気のギャラリーで、訪ねたときは隣室でオークションのような催しが行われていました。
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木漏れ日があふれる緑の散歩道。 左に見えるのは鉄道の線路です。
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ちょうど列車がやってきました。
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周囲をぶらぶら。
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アートが点在。
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礼拝堂のような建物を発見。
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移築された建物で、十字架のクロスが斜めに入っているため、東方正教会のようです。
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*クイコンニエミ要塞
一本道のリッジロードで貴重な売店。皆同じことを考えるのか、立ち寄る人も結構いて賑わっていました。私たちもアイスクリームを食べてのんびり。
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岩々した水辺が多いフィンランドには珍しく、小さな砂浜があって水浴びにぴったりです。
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そんなのどかな雰囲気とは裏腹に、売店の後ろの森はクイコンニエミ要塞の跡地です。この地域は古い国境地帯で、1940代にソ連(ロシア)に備えるため作られた約1200kmの要塞の一部でした。 フィンランド湾からラップランドまで、日本でいうと青森県の大間から山口県の下関を直線で結んだ距離とほぼ同じですから、とてつもない距離です。
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復元されたものとはいえ、塹壕のなかに入るのは初めて。 丸太組みはフィンランドならではの技術でしょうか。 フィンランドを旅すると、こんな歴史の記憶に出会うことも多いです。
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自然の景観に恵まれ、見どころもたくさんのプンカハリュでした。次はどこに旅しよう!
*お断り:タイトルの写真はネットからお借りしました