森の黄金色(フィンランド)
今年の湖水地方は雨が多く、カンタレッリ(アンズ茸)が面白いように採れました。同じ所にほぼ同じ時期に泊っても、毎年違うんです。
自然のものだから当たり前なんですけど、そういう感覚と無縁な東京の生活の不自然さを改めて感じました。
初心者の私が採るのは、一目で分かる黄金色のカンタレッリ、見つけると超絶嬉しいポルチーニ♪、そして定番ブルーベリー。
ベリー摘みは、葉っぱも一緒にすくわないスコップの使い方を教えてもらって、ちょっとだけ上達しました。 ホームステイではなく何でも手探りの自己流ですから、ささやかな発見や進歩がとても嬉しかったりします。
地元の方だと、ものの10分か15分で山のように採ってしまうからびっくりです。
コテージの裏に生えていた今年のカンタレッリ。去年はこんなに無かったはず。黄金色のお花畑のようで、遠くから見てもすぐ分かりました。
採り過ぎたかな?と思っても、次々に大きくなります。
じゃ~~ん!
ソテーしたりスープに入れたり、頼もしい食卓のレギラーメンバーでした。
ちょっと脱線で・・・フィッシュケーキは、ヘルシンキ近郊ペッリンゲの土曜市で買いました。 女性の漁師さん(かっこよ☆)が、獲った魚を加工して売っていて大人気でした。 フィンランドは海のものも豊富で日本人には嬉しいです。
さて、ころんとしたキノコはポルチーニです。 あるとき鳥が何かを食べていて近寄ったらポルチーニだった、というのがポルチーニとの初めての出会い。 以来必ずその場所をチェックするようになりました。
こんな風に生えています。
美味しく頂きますっ☆
もう一つの黄金色は、湖水地方よりもう少し北方、ラップランドなどで採れるクラウドベリー。
湿地に多く、採れる時期が限られているため、他のベリーに比べて希少とのこと。 フィンランドの2ユーロにはクラウドベリーが描かれています。
村のスーパーの前で売っているのを見かけて、きれいな色に引き寄せられて買ってみました。
ベリーときいて思い浮かべる酸味や甘みとは少し違う、おとなしい味ですが、ジャムやお酒はフィンランドならではのお土産に良いと思います。
私はレイパユーストというパンケーキみたいなチーズに軽く煮たクラウドベリーを添えて頂きました。 つぶつぶがきれい☆
この記事を書いている9月後半、フィンランドは森全体が黄金色に変わっている頃。なかなか夏以外に行けませんが、いつか秋に訪れたいです。