七月の初め
2022/07/01
月初早々にTwitterの調子が悪い。
株式相場の情報共有の場としてTwitterを利用している僕に取っては少々面倒な事ではあるが、別に気にする程の事でもない。
今月ど頭の経済ニュースはiPhoneの値上げ。それ以外のアップル製品も軒並み値上げしている。
遂に来たか、と言った感じである。
経済状況の困難性は日本においてはまだまだ進行する。
値上げをしてもAppleからすればまだ安い。
日本人の購買力減少、所得の低迷や経済流動性の低下の悪影響の結果が顕著に出続ければ、値段が上がる処か、日本では手に入らないモノすら出てくる恐れすらある。
これはまだまだ序の口の困難であると考える。
現在の状況は困窮を極めている。
僕自身、その中で藻搔いて何とか生き残っている感じがする。
僕はFIRE生活をやめた。
余剰資金は全て、世の中に回す。
僕自身はコスパが悪くても懸命に働いて、何とか生き残る。
それが今、30代半ばで未曾有の経済困難に直面した僕の判断である。
金融資産のかまけて胡座をかいていれば、手痛い思いをする事になる。
そもそも、僕の性に合わない。
僕がFIRE生活入りしていたのはコロナの蔓延防止策に参加する意味合いも大きかった。
正直、僕はコロナウイルスをそこまで、世の中の騒ぎの程度に比べれば軽視していたが、社会不安の抑制の為に自分が出来る小さな決断がそれだった。
そして今は「流動性の強化」が僕の決断である。
金銭は勿論、労働力、生産力、商品調達に至るまで、僕は僕の出来る事を最大限に実行する事で、この経済困難性に対処する事を決めている。
つまり、持っているリソースを[ぶん回す覚悟]を決めた。
今、僕の経済困難性は事業を含めた資産膨張の継続性を失っている事であり、生活困窮のフェーズではない。
ただし、世の中に、生活困窮の領域が広がれば社会は悪くなり、事業も資産も益々活力を失っていく。
その前に僕自身がとるべき行動を取る事が重要だと考える。
この記事はタイトルも適当につけたし、トピックも使わずにかいていこうと思う。
今はただ、心に移りゆく事を適当に書き綴っていきたい。
流動性強化を目的とした行動戦略については、後日、別記事で、まとめを書きたい。
何故、僕が今、働くのか、働かなければいけないと考えるのか、についてはちゃんと文章化しておきたい。
僕自身が今、最初に力を入れていきたいのは情報とコミュニケーションの流動性強化である。
これは全体の流動性強化にまつわる初歩的かつ根本的なフェーズである。
何かを始める時はいつも、基礎から始める。
何度も何度も基礎からやり直す。
僕は基礎を大事にして徹底出来る人間ではないからこそ、何度も基礎に立ち戻る。
基礎に立ち戻る度に疎かになっていた基礎に修正を加えて展開する。これで今まで手掛けてきたありとあらゆる要素が乗算的に解決していく、という戦法である。
今は困難の時である。円安の進行により、日本人の資産は平均で10%は減っただろう。
この皺寄せは確実に弱者を襲う。そして社会においては弱者がマジョリティだ。
マジョリティが困窮すれば、強者も無事では済まない。
僕は弱者の特定のグループをミクロに観察した場合のみ強者だと言える程度の存在ではあるが、その立ち位置は弱者としての困窮と、そのメタ的困窮としての強者への制裁の両面を食らう事になる。
簡潔に言えば、アントレプレナーとしての痛みもストックホルダーとしての痛みも被る事になる。
そして、そのそれぞれの中で発生する切り捨ての中で、生き残る自信もないし、その努力もしたくない。
切り捨てが起こらない為の戦いに身を投じたい。
それが僕が今、働く理由である。
僕が考える脱FIREは転落ではなく、進軍であると考えたい。
この進軍はある程度、リスクを増大させる。
体も心も資産もある程度危険に晒す。
ロジスティクス(兵站)についても考慮を必要とする。
痛みには癒しを供給する必要があり、疲れには休息を提供する必要性がある。資金も各所に届ける必要があるし、人間も技術も資材も機械も届ける必要がある。
ロジスティクスが機能しない進軍は確実な負け戦となる。
それは経済活動のみならず、政治や地域活動にも当て嵌まる。
僕はありとあらゆる局面で擬似的に進軍し、そこの情報調達作戦も結構していくが、兵站が十分でなければ、それもままならない。
特に日常生活における個人的調査に伴う行動に必要なロジスティクスは時間となる。
時間がなければ何も出来ない。
そして暇をしている訳でなければ、時間は必ず何処かから運んでくる他ない。ここにも兵站作戦の重要性はある。
僕はlogisticsロジスティクスを専ら兵站として用いるが、これは勿論軍事用語である。なので、事業では「流動性の強化」という言い換えを行なっている。
人、モノ、金、技術、情報が滞りなく必要箇所に流れていく事こそ、兵站作戦の成功なので、「流動性の強化」という言い方は本質を見失わない。
Enhancing Liquidity流動性の強化は全ての事業戦略に落とし込まれていく予定で、資産運用計画にも落とし込まれる。
そもそも、この発想は資産群を艦隊に見立てて状況分析をした際に思いついた。僕の資産群は各所で猛攻撃に会い炎上している。
この状況を整理する試みの中で兵站logisticsの重要性について再認識し、それを対外的に設定し今、僕が取り組む全てのミッション課題だと設定したモノが流動性強化である。
初めに黒煙を上げたのはFX信用為替取引だった。
最も攻撃的でリスキーな運用戦略行動を取っていたので必然的ではあった。
スイス中央銀行の利上げがトリガーとなり、マネーマシンとして機能していたFX口座は負債的になった。
今は欧米の高金利通貨でカバーリングする事で金利差損の発生を防いでいるが、マイナスに転じるのも時間の問題である。
スイス通貨は安定的であり「金より硬い」と言われる程の安定資産であり、それに金利がつくのだから値上がりは必須である。
スイス通貨を空売りしていた僕はとんでもない爆弾を抱えてしまった事になる。評価損益で現在−350万円という大負債を抱えた。
しかも買い戻すまでは金利差損まで喰らうという猛毒のような状況である。
金利差損だけカバーしていても本質的解決はしない。スイスフランを買い戻すしかないが、その額脅威の約2000万円分。
この買い戻し作戦を実行する為には350万円の評価損を実損計上するしかないが、即時実行すれば身動きが取れなくなる。
保証金が大幅減少し、身動きが取れなくなる。
ここで保証金入金を行い、金利差益的に有利なポジションを量産し利益を取り、それを損失補填に充てる作戦を行なっている。
すでに数百万円分は対処が完了している。
この作戦の為に資金移動、資金調達が必要となり、これを戦場での物資移動、兵站作戦に見立ててみた。
月初の僕へ
2022/07/31
貴方の作戦は功を奏し、貴方の懸念は現実となった。
スイスフランの買い戻しも随分と進んだし、脱FIRE戦略は事業の立て直しのキッカケになった。
そして貴方の懸念していたコストは現実となり、ロジスティクスはボトルネックとなり、僕自身は癒しと休息を必要とした。
随分と流通課題には対処出来たけど、月末になってもまだ課題のままだ。
資産家暮らしを辞めた事で資産は事業を救う原資となった。
そして、僕自身は脱FIRE後の世界を生きて、またいつでも、そこに戻れる事を心の糧にもう少し戦うつもり。
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