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苦しめるのは自分の考えだとおもう。
月曜日の講義で「居るのはつらいよ」の輪読をしています。
今日は第2章。
精神科デイケアでは、メンバーさんもスタッフも、ただ、いる、だけ。
上司となる人から「とりあえず座っておいてくれ」と言われるが、筆者の東畑さんは、役立たずだと思われるのがいやで、何かをしようとする。
新卒新入社員であったころ
新入社員に対して、入社1日目で仕事をしてもらおうと考えている職場ってどのくらいあるのだろうか。
教師は配属されてすぐに授業をするとか聞くし、専門的な職業(東畑さんは臨床心理士)は、私がいる会社と言われるような組織に入社し、OJTや研修をしながら、ゆっくりと育てられる新卒とは違うのかも知れない。
だけど、新卒の新人に対しては「とりあえず座っておいてくれ」というのが、普通の対応のように思う。
なぜなら、何かが出来ると思っていないから。
私が新卒の頃はどうだったんだろうか。と振り返ってみると、確かに、何か一生懸命にやろうとしていたような気もするなあ。
別に、今、一生懸命やっていないというわけではないですよ。
なんとなく、「一生懸命やる」ってことの質が違うというんですかね。
ありのままに受け取る
東畑さんは、自分が役立たずだと思われたくないと思っているんだけど、誰もそんな風に思っていなくて、ただ自分が自分のことを役立たずだと思っている。
上司や同僚は過大な期待をしているわけではないのに、自分が自分に対して期待している。
私自身のことを思い返してみると、結婚した頃が一番こういう傾向が強かった気がするな。
転職した年に結婚したので、仕事を覚えることと、家事全般をすることとがのしかかってきていた。
その頃の私は完璧さを求めていた気がする。
母が専業主婦だったから、ある程度完璧に家事をしていたので、それと同じレベルで家事をしなければいけないと思い込んでいた。
夫も、結婚したはいいが、心安まらない家だったのではないかとおもう。
結局、自分の考えが自分を苦しめているわけだけど、そのときは気付かなかったなあ。
意識的に緩めることが出来るようになったのは、どのくらいからなんだろう。
ヨガを始めたことは、緩めるということに一役かっているのは間違いないのだけども。
思い通りにならないことや、自分が出来ていないことに気づいて、それを許す事ができると、スペースが生まれる。
若い人たちには、特に「大丈夫だよ~」ということを教えてあげたいなあ。