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大阪一年生一学期 | 2024年9月

こんにちは!ライターの竹内ありすです。

9月も最終日ですね。

私は新潟から大阪に引っ越してきて1か月が経ちました。今年の夏、大阪ではなんと72日間も熱帯夜の日があったそう。朝晩はだんだん過ごしやすい気候になってきましたが、まだまだ暑いです!

さて、今月を振り返ってみたいと思います。


9月にあった印象深い出来事

🦢防災月間がきっかけで防災グッズの見直しを

9月は全国的に「防災月間」とされていますが、大阪府では2012年から大阪府全域を対象とした「大阪880万人訓練」を9月初旬に実施しているそうです。この規模は世界でも類を見ない大きさなのだとか!

今年も9月3日に、大きな地震を想定して緊急速報メールが配信されました。事前に時間帯も知らされていたものの、あの独特な音にはやっぱりビックリします。

そんな出来事もきっかけとなり、引っ越し直後で家中の持ち物を把握できている時期だったこともあり、今までつい後回しにしてしまっていた防災グッズの見直しを行いました。簡易トイレや非常食などは夫婦2人暮らしに不足がない量を買い足し、家の中で持ち出しやすい場所を確保して収納しました。

折り畳みヘルメットと防刃手袋も購入

同時にハザードマップをチェックしたり、近所に一時的に避難できそうな場所はないかを確認したりも。

すごく参考になる書籍があったので、後ほどご紹介しますね!

🦢日帰りで行ける!京都、兵庫、奈良へ

大阪に移り住んで1か月。隣県へのアクセスのしやすさに驚いています。

京都のイノダコーヒー
神戸のスタバは趣きのある建物に懐かしいロゴ!

京都と兵庫へは、それぞれ友人に会いに。街をいろいろと案内してもらいました。半日で行って帰って来られる距離に知っている人が住んでいるというのは、とっても心強いです。

シカに近づくとドキドキする

奈良へは、東大寺の大仏と奈良公園のシカに会いに行ってきました。

🦢環状線発車メロディリスニング旅

大阪に引っ越してからやってみたかったこと!

駅のホームで電車が発車するときに聞くことができる、「発車メロディ」を楽しむ旅に行ってきました。

JRの大阪環状線は全部の駅にそれぞれ異なる発車メロディが用意されています。あえて事前に詳細を調べずに出かけ、発車メロディを聞いてなんの曲かを当てる……

どんな旅になったのかは、こちらのnoteにまとめています!

9月のインプット

今月のインプットの中心はずばり「地域を知る」ということ。

住まいの近くに図書館があるので、貸し出しカードも作ってたくさん活用させてもらっています。

気になる地名の由来や土地の成り立ちを調べたり(やっぱり昔は海だったというところが多いです)、府民性を知ることができるような書籍を探したり。

いくつかご紹介しますね!

📚大阪を知る本、言葉を考える本

私は「バブリーダンス」で有名な大阪府立登美丘高校ダンス部の「大阪のおばちゃんダンス」も大好きです。コテコテな「大阪のおばちゃん」を表現した衣装やセリフがユニークで、「商店街にはきっとこんなおばちゃんがいっぱいいるんだな」と何度も動画を見ていました。

大阪府民について解説した本を何冊か読んでみて、「おばちゃんたちはなぜ派手な色の服を着ているのか」「なぜ自転車に傘をつけている人が多いのか」といった謎を、誰かに尋ねることもなく知ることができました。

しかし、商店街では思っていたほどコテコテなおばちゃんを見かけないし、「あめちゃんいる?」って声をかけられたこともない。

図書館の蔵書は出版された年がかなり前なことも多いです。出版された当時に比べると今はSNSや通販の普及、人口分布の変化などといった影響もあり、昔ほどの地域性の濃さは薄まってきているのかもしれません。

それでも、小さな居酒屋の店主とのやりとりや街ですれ違う人と交わす一言にユーモアや優しさを感じることもたくさんありますよ。人を楽しませたい気持ちが根底にある大阪人が好きだな〜と感じます。

小説『孤独な夜のココア』から始まり、学生の頃から田辺聖子さんの文章が好きでした。一度は関西で暮らしてみたいなと思っていたのも、彼女の書く日常や会話が魅力的だったことが影響しています。

今月読んだのは、「ああしんど」から「あほ」「すかたん」、「〜サン」と「〜ハン」の使い分けなど、大阪弁の言い回しの魅力やそれらが生まれた歴史や大阪人の精神を解説した『大阪弁ちゃらんぽらん』

田辺さんはあとがきで、大阪弁についてこのようにふれています。

言葉は流転し変貌するが、しかし精神風土まで変容しはしない。時代により、さまざまな言葉が生まれ、廃れしながら、独得のニュアンスは失われることなく、つづいていく。

『大阪弁ちゃらんぽらん』あとがきより

また、この本が書かれたころには方言をおとしめ、標準語をよしとする風潮がさかんであったことにもふれ、

私はそういう考え方こそ日本語を貧しくし、庶民文化の活力を削ぐものだと思っている。庶民が使う言葉は、地力のあるもので、生々と芽をふき枝葉を張る、おのずからなる生命力を秘めたものである。

『大阪弁ちゃらんぽらん』あとがきより

という言葉も残していました。言葉には伝達力や地域性だけがあるのではなく、歴史とつながることもできる面もあるのだと改めて感慨深い気持ちになります。

一人で入った喫茶店で、あちこちから大阪弁の軽妙なやりとりが聞こえてくる時間は心地よく感じます。私はまだまだ新潟弁が抜けませんが、これからも生きた大阪弁をたくさん聞いて、その奥深さを知りたいなと思っています。

📚「おしゃれ防災アイデア帖 日々の暮らしに馴染み、"もしも"の時は家族を守る70の備え」/Misa

図書館で防災についての本を探していた時に見つけた、出会えて良かった一冊です。

防災を“非常事態で日常から離れたもの”という認識から、日常と地続きで親しめるものというイメージに変えてくれるアイデアが満載!

普段食べ慣れている日持ちする食材を多めに買いおいておくコツから、インテリアを楽しみながら揺れに備える収納についても学べます。在宅ワークが多く家にいる時間が長い私にとって、参考になる情報ばかりでした。

防災グッズの見直しをする際にはこの本を参考に、防災リュックもカスタマイズして中身を選びました。

著者のMisaさんは大阪府在住で、整理収納アドバイザーであり防災士。二人の息子さんが小さいときに大阪北部地震を体験し、「もしものときの備えの大切さ」を実感したそうです。

▼「天然生活」のWebメディアで防災について執筆された記事

この記事のほかにも、MisaさんはInstagramやVoicyなどで防災について発信されています。写真もきれいで見やすく、親しみやすい投稿が並びます。

最近は大雨も頻発し、いつどこに危険な状況が潜んでいるか分からない不安もあります。防災についてちょっと振り返ってみたい方に、ぜひチェックしてもらいたいです。(上記の記事の下の方にSNSのリンクが掲載されていました)


新しい土地に慣れることを第一に優先した9月でした。

長くリピート購入していた日用品がなかなかドラッグストアで見つけられなかったり、連日の猛暑に体がついていかなかったり、日常が変化していく洗礼を受けました。

初めてふるさとを離れたもので、正直なところホームシック気味になった時期もありましたが、大阪に来て良かったなと思う時間をたくさん持てています!

串カツがおいしいのです!

ライターとしては、オンラインで記事執筆をいくつかさせていただいています✍️

10月はさすがに涼しくなってくることでしょう。秋を楽しみながら、活動範囲を広げていきたいと思います!

今月もお疲れさまでした!素敵な月末をお過ごしください🦢

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