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レベルの高い管理とは? ~×過剰、〇適切~

こんにちは! あたたけ です。

ここ数年?、不祥事に対しての世間の風当たりが厳しくなった気がします。
不祥事自体が良いとは言えませんが、そこまで厳しい反応を示さなくても。。。と感じることも、それなりにあったりなかったり。

で、食品企業での不祥事と言えば『食品事故』『食中毒』『表示ミス』なんかがわかりやすい例でしょうか。
※厳密に定義すると、それぞれ重なっていたり、結果と原因の区分がされてなかったりしますが、わかりやすさ重視ということで。

さて、『食品事故等の不祥事を防ぐため、具体的に何をするのか』について、一昔前はいわゆる品管担当(の専門家)しか興味がなかった気がしますが、ここ最近は多くの企業で経営層やリスク管理に関わる部門の関心が高まったように感じます。

それ自体は良いコトなんですが、一方で、『知識・情報が不充分での判断』をしている場面が増えているような。。。。

しかも、『船頭多くして船山に上る』じゃありませんが、様々な立場の人がそれぞれ違うことを言って、現場や品管担当の混乱に繋がっていることも。。。。
そんな品管担当を見ると、『かわいそうに。。。』と同情するばかりです。

あたたけは『専門的なことは専門部隊に任せる!(ただし結果は出してね!)』みたいなスタンスで仕事ができてますので、プレッシャーはあってもメンドクサイということは『あまり』ないので助かってますが。

さて、『様々な人のご意見』って当然、新たな気づきもありますし、組織のレベルや個人の力量の向上に繋がることもあります。
何がメンドーって、『過剰な取り組みの提案』なんですよね。

明らかに『それでは管理不足になるだろう』という意見に対しては、現場や品管レベルでこそっと補足しておくことも可能です。
が、過剰なことを削るのって難しい。。。。

『提案者の面子の問題』も大きいですが、そもそも品管担当って『安全』とか『品質』に関わることの取り組みのレベルを下げることに抵抗がありますからね。
『自分が気づいてないだけで、もしかしたら大きなリスクが潜んでいるのかもしれない』って考えがちですから。

で、結果として『過剰な管理』『ムリ・ムダ・ムラのある管理』になっている組織が増えているのかなぁと思います。
『誰かが何となく思いついた管理』とも言えるかもしれませんね。

結局のところ、大事なのは『提案・意見』自体ではなく、『その提案・意見に科学的根拠・法的根拠はあるのか』『その根拠をどのように解釈したのか』ということなんだろうなぁと思います。
根拠や解釈がわかれば、『実施すべきか、修正すべきか』の判断や議論もできるかもしれず、『適切な管理』に繋がるのかなぁと。

てゆーか、一部の人?に、『レベルが高い管理=厳しい管理』という大きな勘違いがあるような気がします。
はっきり言って、管理基準を厳しくするだけなら簡単なことで、決してレベルは高くありません。

あと、『事業』として何かしら(食品企業であれば食品の製造・販売)を行う以上、『利益の確保』という視点を忘れた管理もダメダメですね。
『安全は最優先』を言葉通りに捉え、結果、赤字が膨らんだら会社は継続できませんからね。

レベルが高い管理って、『実現可能性(≒徹底・維持できるか)』とか『費用対効果』のバランスまで取れている管理だと忘れないようにしたいものです。

▼過剰品質、あたたけはキライらしいです▼

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ではでは。今回はこの辺りで!

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