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時が来たりどんと構えるシュトレンよ

今年初めてシュトレンを買った。
ひと月かけて食べるというのは面白く、日に日に味わい深くなり飽きが来なかった。
粉砂糖がたくさんかかっているシュトレンは雪だるまを連想させる。
時間が経つにつれて小さくなる姿。
それを見て少し胸が痛むような、そんな寂しさも…。

最終日、クリスマスには手のひらサイズに小さくなっていたが、熟成されたその断面は今までで1番美しかった。
大きさではなく、どれだけ熟成し、旨味を出せるか。
人間も同じかもしれないな、なんて思ってみたり。

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