街でも活躍・山の道具 ~熱海の崖に家を建てる【外構編】
みなさんこんにちは。ゆりです。
蒸し暑くなってきましたね。引き続き、超地道に森の整備を進めていますが、気温があがるこの季節、今の家まわりも手入れを怠ると大変なことになってしまいます。
ここで山の道具が大活躍。道具をうまく使いながら快適に庭仕事を!今日はその話です。
6月の庭仕事
6月。春の花が終わり、植物は今が盛りと葉を伸ばす季節。気温が上がって虫が発生するタイミングでもあります。
よい実を得たり、来年の花芽のためには、不要な枝を落としたり、摘果したり。手間がかかります。
この歳になって改めて気付くのですが、私は庭仕事が好き。思えば、1200坪の森林整備は、私にとってはバカみたいに広い"庭仕事"のように思います。ですから最近は、熱海の崖の家の庭がいつも気になっているのです。
もちろん、今の家の庭も手を抜きません。
中でも、なんだかんだ一番時間をかけているのが、こちらのブドウ。コーポラティブハウスの建設時にこっそり植えた3苗が、10年かけて屋上まで育ちました。
芽吹きたてのブドウの葉に春の訪れを感じ、収穫したブドウをコーポラのみなさんにお裾分けするのがなによりの楽しみ。私はこのブドウさんを、とても大切にしています。
ですが、6月のブドウは、結構お世話が大変です。摘果、袋がけ、防虫はちょいとおっくう。
土日の隙間時間と平日の朝に摘果はしたものの、袋がけになかなか進めません。3苗となると、かなり摘果したつもりでも、100枚超の袋が必要です。脚立は準備したもの、作業時間は3時間はかかるだろうなあと思うとなかなか決心がつかず、今年は梅雨入り後の袋がけとなってしまいました。
山の道具が大活躍
6月って、地味に蒸し暑いのです。
しかも、すでに蚊が発生。
おっくうだなあ、と思うのはこれが理由。
それでもせっかく実をつけた健気なブドウさんの実を守るべく、気持ちを奮い立たせるために。
そうだ、アレを使おう!
何はなくとも空調服
ブドウの袋がけ作業には、激しい動きは不要です。一房づつ、確認するだけ。実がしっかり育っていれば、袋をかける。生育不良であれば摘果。ただそれだけの地味な作業ですが、ジワっと汗をかくのです。
今年は山の作業で味をしめた空調服をきて作業をしてみました。
予想どおり、汗をかかないでいられます。ベタベタしません。時間を忘れて作業に集中できます。気をつけないと休憩を忘れて熱中症になりそうでした。
ブドウに限らず、すべての庭作業をする方に、空調服をお薦めします。
皆さん、導入済みでしょうか?
空調服プチ情報。
マキタ社製以外は、空調服のバッテリーとファンの規格は同じなのだそうです。アパレル部分はブランド関係なく流用できるとのこと。
ユニディでこの情報を仕入れた私は、お買い得になっていた長袖の空調服(バッテリーとファンなし)を購入。脇や手までカバーする長袖が涼しいか、今持っているベストタイプが涼しいか。
この夏、実証実験してみようと思います。
森林香
庭仕事といえば蚊との闘い。
これまでの蚊対策は、虫除けスプレーと蚊取り線香でした。それでも、ズボンとTシャツの隙間とか、虫除けスプレーをつけ忘れた場所を中心に蚊に狙われてしまいます。
虫除けスプレーを準備できていなかったこともあり、この日は、山作業用の森林香を腰にぶら下げて袋がけ作業にあたることにしました。
うかつにも半袖シャツで作業したのですが、驚くことに蚊に刺されませんでした。
さすが普通の蚊取り線香の3倍の値段するだけはあります。
庭仕事に森林香は必需品です。おかげで今年は楽に袋がけ作業ができました。
グリーンとライトアップ
大切にしているブドウの木。
葉の芽吹きも収穫も嬉しいですが、私はなんだかんだ、手がかかったアプローチが好きなのだと思います。最近はライトアップしてましてね、帰宅してこの階段をあがるとそれだけでワクワクが倍増するのです。
以前ご紹介したソルソファームさんの華やかさはないけれど、今の家のシンプルなグリーンのトンネルとライトアップされたアプローチ、なかなか気に入っています。
そうなのよ。私は熱海の崖の家でも、アプローチをグリーンで覆い、ライトアップしたい。
そのためにもグリーンの手入れは必要で、その道具は森の整備で着々と増えていきます。
手間のかかる庭仕事は熱海でも続きそうです。
まとめ
庭仕事のおっくうさを軽くする山仕事の道具のおかげで、今年も無事ブドウの袋がけが終わりました。お道具好きだからお道具を買いまくっているようにみえるでしょうが、意外と役に立つのです。無駄はグルりと回ると無駄ではなくなるのですね。
10年育てたブドウの木、熱海に連れて行きたいけれど、それは無謀なのかな。ブドウを連れて行くための文献調査を始めています。ブドウの植え替え実績のある方、お知恵を拝借させて下さい!