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噂の鬱アニメを観た回

アタマちゃんです。
BANANA FISH、観終わりました。
胸糞アニメとして名の知れた作品だって知ってて観始めたけど、ま〜〜〜つらい。知っててもつらいもんはつらい。

以下、ネタバレ注意


23〜24話が濃すぎる

もう21話くらいから鬱展開を身構えてた者としては、22話ラスト〜24話が特に濃い。

日本からきた英二がストリートギャングのボス・アッシュに日本語を教えるシーンの「さよなら」は!フラグすぎて!イギャアアアだめだめだめだめ…と思ってたら、言わんこっちゃないよ…。
アッシュを庇って英二が撃たれるところから怒涛の展開。
でも英二が撃たれたのはあとの展開と比べると序の口だったな。

アッシュの師・殺し屋のブランカが味方になってくれたのはうれしかった!
立場や経歴が原因で愛する人を失う姿がアッシュと重なるから、アッシュを救うことでブランカも救われたはず。
月龍はキャラクターとしては憎いけど、ブランカを呼ぶ月龍はすごく好きだった。
cv.森川智之のキャラクターはみんなに頼られるシゴデキお兄さんなので、嫌いな人いないよね!

アッシュこそ神

お願いだ
あいつを連れて行かないでください
神様

BANANA FISH 23話

アッシュが窓辺で祈るシーン。
ここは個人的に驚いたシーンだった。

アッシュの生い立ちから、多分アッシュは何度も神に救ってほしいと祈ったはず。それでも、救われることはなかった。神なんていないことはアッシュが身を持って知っている。
全て、自分の持つ能力と努力と精神をすり減らすことで何とか這い上がってきたのだ。

這い上がったら、アッシュはその能力と経験から仲間に頼られ、敵から悪魔と呼ばれ、権力者から実験台や所有物として狙われるようになる…幻獣とかそういう神に近い存在になってるように感じた。

ただ、英二だけがアッシュを一人の人間として扱うから、英二といると普通の人間になるんだと思う。

そんな解釈をしてるので、窓辺のシーンは宗教画じゃん…と思いながら観てしまう。

ラスト5分の神話

冒頭に書いた通り、私は21話から鬱展開を身構えていたので、ラスト15分でアッシュが割と元気にピンピンしていてちょっと油断していた。
英二の身を案じて日本に行けなかった、残念、それぞれの道を歩んでいこうみたいな感じで終わるのかなと思ってた。

まさかラスト5分で刺されるとは…。やっぱり、英二からの手紙で人間になっちゃったからなんだよなあ。

あのとき、英二のもとに向かっていたのは間違いないんだけど、飛行機に乗る気はあったのかな。乗る気はなかったとしても、英二と日本に行きたい気持ちはきっとあったよね。

刺されるまでは、生きてればいつかまた会えるよと思ってたのに…死んじゃったらもう永遠に会えないじゃん…。

アッシュが最後に図書館に行った意図はなんだったんだろう。
自らの命よりも英二からの手紙を読むことを優先したのはわかるんだけど、図書館は英二と安全に過ごせた数少ない場所だったから…かな?

ラストのアッシュの俯瞰の画も宗教画だったなあ。死に顔が安らかだったのが、壮絶な過去を彷彿させて逆につらかった…。

これだけは

マックス・ジェシカ夫妻だけは幸せになってくれ

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