生きているうちに一度は行きたいところ(国内編)#2:青森県・竜飛岬
(注:タイトルイメージはnoteの「みんなのフォトギャラリー」から選んだだけなので、竜飛岬の画像ではありません)
さて、「生きているうちに一度はいきたいところ(国内編)」シリーズの第2回目は、青森県の竜飛岬を挙げてみました。ちなみに、竜飛崎・龍飛崎という表記、「たっぴみさき」「たっぴざき」という読みのゆれもあるようです。
なぜ行きたいか?
第1回目と同じく、何となく「北の最果ての地」という状況に憧れがあるようで、「本州の北の最果て」として選びました。ではなぜより北にある下北半島の大間崎ではないのか?と自問してみましたが、シンプルに昔からの演歌「津軽海峡・冬景色」のフレーズにある「ごらんあれが北のはずれ竜飛岬と~♪」が思い出されたからに他なりません。あと、実際に大間崎は本気で遠すぎるイメージがあったり、「恐山」が近かったりして怖いイメージがあるからでしょうか?大間のマグロは美味しそうですが…。
Wikiで調べると?
宗谷岬のWikiはこちらです。このWikiによると、
北海道の白神岬とは津軽海峡を挟んで19.5キロメートルの距離があり、地下を青函トンネルが通る。青函トンネルの着工開始から完成までの全工程における殉職者34名の碑が建っている。
周辺は灯台を中心に遊歩道となっており、天気のよい日には津軽海峡を挟んだ北海道の松前半島や、海峡を行き交う船舶が見渡せる。
とのことで、やはり何となく「海のはるか向こうに陸地が見える」という情景が好きなようですし、また土木構造物好きとしての青函トンネルへの好意も影響しているようです。
何を見たいか?
竜飛崎灯台と海の向こうの北海道の陸地はどうしても見たいですね。あとは、せっかくなので
歌碑の下にあるボタンを押すと、石川さゆりが歌った『津軽海峡・冬景色』のワンコーラス(2番)が流れる
という、「津軽海峡冬景色歌謡碑」でしょうか。(Wikiからの引用)
到着するまでにどれくらいかかる?
新宿駅を起点として調べてみると、自動車で10時間、新幹線とバスを乗り継いで5時間余りのようです。意外に近いですね。ちなみに青森空港から鉄道でも自動車でも2時間30分弱なので、飛行機の前後の時間を考えれば意外に新幹線・バスの組み合わせと良い勝負になるかも知れません。
周辺の観光スポット
実はここでおさえたいのはいわゆる「階段国道339号線」です。こちらのWikiによれば、
階段国道(かいだんこくどう)は、東津軽郡外ヶ浜町三厩竜飛の竜飛灯台付近から竜飛漁港付近の間の急峻な崖を結んでいる国道339号のルートとして指定された362段の階段とそれに続く歩道区間の通称である[14]。また国道339号は、国道指定された階段を持つ日本唯一の国道でもある
という、日本で唯一の階段でしか通れない国道なのです。Google Mapで調べると、徒歩で350mの距離ですが、車で回ると2.2kmも遠回りするようです。(検索でも、「階段国道339号線 上側」と「階段国道339号線 下側」とが別の場所で出てきます)
ついでに言うと、もう少し陸奥湾側の海沿いを走る国道280号線は、青森から函館につながる「海上国道」(実際にはつながっていない)だそうで、そちらも気になる国道です。
青森県青森市から東津軽郡外ヶ浜町でいったん途絶え、津軽海峡の海上区間によって北海道へ至り、北海道内は松前郡福島町から国道228号と重複して函館市に通じる。北海道には国道280号の単独区間が無いため、実延長区間は青森県だけにあり、国道280号の標識も青森県内のみに建つ。
(ちなみに、海上国道として関東の人にお馴染みなのは国道16号や国道409号ですね。東京湾湾口道路やアクアラインの一般道部分が開通しない限りはつながらないやつです。)
あとは、「道の駅みんまや」とその中にある「青函トンネル記念館」はどうしても見ておきたいところです。
気になる食べ物
津軽半島での美味しいものを調べたところ、こちらのページが詳しそうです。そこで見つけたけの汁というのが名物みたいで、なかなか美味しそうです。
「けの汁」は、主に津軽地方に伝わる郷土料理です。
「けの汁」とは“粥の汁(かゆのしる)”がなまって“けのしる”となったとされています。だいこん、にんじん、ごぼう等の野菜類と、ふき、わらび、ぜんまい等の山菜類、油揚げや凍み豆腐などを細かく刻んで煮込み、味噌やしょうゆで味付けした栄養豊かな汁物です。
あとは、タラのじゃっぱ汁というのも気になります。
“じゃっぱ”とは青森の方言で“雑把(ざっぱ)”という意味で、普通は捨てられてしまう、魚の頭や骨や皮、内臓の事を指します。タラは捨てるところがなく、丸ごと一匹使える鍋料理として親しまれてきました。
青森県内のどこの家庭でも作られてきた「タラのじゃっぱ汁」は、タラを丸ごと食べるため合理的な料理とされ、だいこんやねぎなどの野菜と一緒にいただくことで栄養的にも優れています。
タラのあら汁、といったところでしょうか。けの汁もじゃっぱ汁も野菜たっぷりで滋味溢れるお料理ですね。これに新鮮な魚介と美味しい東北のお米があれば、確実に満足できそうです。
東京から2泊3日で行く場合の空想旅行プラン
さて、自分が2泊3日で東京から行くとしたら、行きは敢えて飛行機で時間をかけずに行きたいところです。どうやら羽田から青森空港へはJALが毎日6便も飛んでいるようです。思い切って7時50分発の便に乗れれば青森空港へは9時05分に到着するので、そのままレンタカーを借りれば有意義に1日が使えそうです。
青森空港から2時間くらいで竜飛岬には行けるようなので、到着した頃がちょうどお昼時。すぐ近くの竜飛漁港周りで新鮮な魚介をたらふく食べられるタイミングでしょう。
食後に腹ごなしを兼ねて階段国道周りをうろついたりしたら、そのまま景色が良さそうな竜飛岬展望台でゆっくりしたいところです。
道の駅みんまやと、その中にある青函トンネル記念館を見たら、竜飛シーサイドパークのケビンハウスに泊まるプランもありかも知れません。
あと周辺のスポットでは、アジサイの季節か紅葉の季節が素晴らしそうな「あじさいロード」、絶景が見られそうな「眺瞰台」、その先の日本海側の「竜泊ライン展望台」「坂本台」など、特に国道339号線沿いには絶景ポイントが目白押しのようですので、五所川原まで移動すればそれだけで1日目は終わりそうです。
さて、五所川原で泊まるとした場合、どうしても五能線には一度乗っておきたいです。レンタカーを借りたとしたらもったいなくて悩むところですが、ここはあっさり1日でレンタカーを返却し、五能線を2時間30分余りかけて能代駅まで乗り通したいですね。そのまま能代を往復しても良し、気分を変えて帰りは奥羽本線経由で戻っても3時間弱で戻れるようです。途中の大館・弘前(弘前城など)を観光しそのまま弘前で泊ってしまえば、2日目は移動が多いものの十分楽しめるでしょう。
3日目は新幹線で戻ることになりますが、青森市内の観光をするも良し、函館まで新幹線で往復してみるのも良いかも知れません。平日の時刻表を見ると、新青森を9時4分に出る新幹線で出れば新函館北斗駅での1回乗換えで10時30分函館駅着。そこから観光して15時45分函館駅発に間に合うように戻ってくれば、東京の新宿駅には20時50分に戻ってこれます。ただ、函館から東京まで新幹線を乗ると、相当に長く感じますよ~(実感済み)。たぶん仙台で一度下車したくなるくらいです(笑)。
次回予告
さて、次回の行きたいところは、「#3 福島県・会津若松城」を挙げたいと思います。お楽しみに!