お彼岸入りメニュー(0歳児ごはん)
昨日の散歩中に見かけた真っ赤な彼岸花。
そうか、そんな季節か!
去年の今ごろは娘の出産のため里帰り中。
大きなお腹をゆらゆら揺らし毎日早朝から散歩していたなぁと振り返る。
彼岸花って、ちゃんとお彼岸の時期に咲いて、えらいなぁ~なんて思いながら。
赤だけじゃなくて、色々。
いたいた、
お彼岸に間に合わなかった集団(笑)
と、当時は思っていたんですが、
実は間に合っていたんじゃないかと、今日知ることになるのです。(後述)
で!
お彼岸の意味もよく知らない私が、
なんだか引き寄せられるように、ちょうど昨日小豆を買っていて、
「お彼岸といえば、おはぎ!?」
と思って色々調べたら、
まさに今日が「彼岸入り」だそうで、急遽お彼岸メニュー。
レシピにするほどでもない料理ばかりです。
本日のメニュー
おはぎ
かぼちゃと小豆の煮物
厚揚げの椎茸餡かけ
椎茸出汁のお吸い物
麦茶
もちろんおはぎは砂糖無しなので、甘くないです。
本物のおはぎを知らない人(笑)には、美味しかったようです。
作ったからには、ちゃんとお彼岸の意味を勉強しておきましょう!ということで、、
お彼岸とは、
・「春彼岸」と「秋彼岸」の年2回、春分の日(2018/3/21)と秋分の日(2018/9/23)の前後3日を合わせた7日間のこと。
・お彼岸の初日を「彼岸入り」、春分の日と秋分の日を「彼岸の中日(ちゅうにち)」、7日目の最終日を「彼岸明け」と言う。
・彼岸の中日には太陽が真東 から上り、真西の方角に沈む。
・仏教の考え方では、西にあの世(彼岸)が存在する場所があるとされているため、あの世と最も距離が近くなる日と考えられた。
・彼岸の期間は、煩悩と迷いの世界である「此岸」から悟りの世界「彼岸」へ到達するために、「六波羅蜜」の修行を行なう。
・修行中の食事は、牛・豚・鶏・魚といった動物性の食材は一切使用しない精進料理。
・六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧という六つの実践徳目。
参考:日比谷花壇「お彼岸のお供え物は?春・秋のお彼岸の迎え方・準備について」、曹洞宗近畿管区教化センター「お彼岸って何ですか?」、お坊さん便「お彼岸ではどんなものを食べる?定番の食事とレシピ特集」
そうか!
お彼岸は一日だけではなく一週間にも渡って修行をするんですね。
さっきの間に合ってなさそうな彼岸花たちも、彼岸明けには咲いていたのかもしれない。
食事は、精進料理なんですね。
さすがに補完食で一週間精進料理にします!は勝手すぎると思うので、お彼岸入りの日だけの、なんちゃって精進料理です。
たんぱく質は、豆腐、きなこを多めに。
ちなみに、おはぎは本来お供え物で、
魔除けの意味をもつ小豆と、昔は高級であった砂糖でつくったおはぎをお供えし、ご先祖様に感謝を伝えていたそうです。
春は牡丹にちなんで「ぼた餅」、秋は萩にちなんで「おはぎ」と呼び、ぼた餅はこしあん、おはぎはつぶあんを用いるという説もあります。
はっ!
砂糖なしでごめんなさい。
しかも秋なのに、こしあん。
そしてお供えする間もなく、食べました。。
そういえば!
「六波羅蜜」は、私の中で仏像ランキングNo.1の、空也上人立像がいらっしゃる京都の「六波羅蜜寺」に関係あるのかしら?
と思ったらやはり同じ意味でした。
六波羅蜜寺のサイト「六波羅蜜とは」に詳しく書いてありました。
空也上人立像との出会いは中学校の社会の時間。
口から仏様を吹いている衝撃的な仏像の写真を見て、忘れられなくて。
修学旅行で京都へ行くも、同じ趣味を持つ人がおらず六波羅蜜寺は断念。
社会人になり、出張で京都へ行った際についに!お目にかかることができたのでした。
しかも最初17:16に着いたら閉まってて、翌日リトライしたんだった(笑)