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8.19 顔も知らない知り合い
こんばんは。
今日も僕にとってはそこそこ良い日だったけれど、はたから見たら何もしていないも同然の一日だったので、昨日の話をかかせていただきます。
休日だったので、早起きをしようと思い張り切って0時頃ベットに入るも、いつも夜更かしだからか、疲れすぎていたせいか、なかなか寝られずに気づいたら朝になっていました。
都合が良いことに、僕はお休みの日だけは目覚めが完璧なのです。
6時半に目が覚め、まだ薄暗い天井をぼんやりとみていたら、なんだか無性にナポリタンが食べたくなりました。
ベットを出てキッチンへ。
たいした調味料も持ち合わせていないため、ケチャップだけで味付けできるレシピを検索しました。
ベーコン、玉ねぎ、ピーマンの代わりにパプリカ。奇跡的にあった食材をフライパンにぶち込みす。
ケチャップをオイルで炒めると、甘みが出てそれだけで十分だと。
寝起きの頭をぶら下げてフライパンに向かっていると、腕に凄い勢いでケチャップが跳ねて目が覚めました。
そういえば、ほとんど料理をせずに実家にい頃は、炒め物が恐怖で仕方がなかったな。
焼肉の炭火さえも恐ろしかったな。
そんな僕も、今は僕が調理しないと永遠にご飯を食べることができないから、一々気にすることもなくなりました。
そこそこ良い感じにできたので、SNSにアップすると、誰かから英語でメッセージが来ました。
ニューヨークの街並みを背景に憂鬱な表情を浮かべた男性のイラストのアイコン。
彼とは最近メッセージのやりとりをします。
こないだは、新作のハーゲンダッツをアップしたら、今度日本に行ったら食べてみるねと言っていました。
今日は、写真のパスタが美味しそうだと。
僕が
「これはナポリタンって言って、日本の偽物のパスタだよ。」
と書くと、
彼は
「知ってるよ!むしろ日本のパスタの方が好き。」
と。
ナポリタンを知っているなんて感心しながら、
「そう言ってくれて嬉しいな〜」
と返すと、
彼は
「前に日本に行った時に食べた。
一番はメンタイパスタ!」
なんと彼のお気に入りはメンタイパスタ。
僕も確かに大好きだけど、外国に行って得体の知れないメンタイコみたいな物が出てきたらちょっと躊躇するなと思いながら、
「度胸があるね。
メンタイうどんもおすすめ。」
と返すと、
彼は
「おいしそうだ食べてみたい。
本当にメンタイコが好きなんだ。
メンタイコのために福岡に行ったんだ。」
と福岡での大量のメンタイコの写真をおくってくれました。
僕は
「福岡いったことあるんだね。
僕はまだないんだ。
福岡はメンタイコの天国だね。」
と返すと、
彼は
「その通り!
日本のいくつかの地域に行ったことがある。
なんで福岡に行ったことないの?
おいしいものが沢山あるのに!
九州をもっと旅してみたい。」
と。
彼は僕より日本に詳しそうだと思って、
日本でもまだギリギリ知名度が低いけど、僕の大好きな島の写真を送りました。
「沖縄の島の宮古島をおすすめするよ。
この写真は夕暮れ時の海岸だよ。」
彼は
「とっても綺麗だ。
沖縄料理も大好き!ラフテーが一番好きなんだ!宮古島調べてみるね。ありがと海!」
と。
彼はなんと豚肉料理などではなく沖縄の言葉で料理をきちんと知っていました。
僕は
「日本のごはんにとっても詳しいね!
あの写真は与那覇前浜っていうんだ。
どういたしまして。」
と返すと、
彼は
「日本のごはん大好きなんだ!
ありがとう。また話そうね〜良い1日を!」
と。
学校で英語の世界では最後に一日の幸せを願う一言を最後に添えろと言われて半信半疑だったけれど、本当にそうなんだと思いながら、
僕は
「もちろん!良い一日を。」
と返しました。
ところで、僕は彼の名前も顔も知りません。
ジェンダーもわかりません。
どこに住んでいるのかもわからないけれど、多分カリフォルニアあたりだと思います。
そもそも、プロフィール欄に
「何をしているのかわからない」と書いてあります。
それでも唯一わかることは、素敵な写真を撮っているということです。
彼は僕の顔も知らない知り合いの一人です。
P.S.
こちらは夕暮れの宮古島の海岸です。
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