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#21|ADHD長男私大の桜は咲かず
長男の私大実技から合格発表までの2週間の長いこと。そしてその不安なことは私だけでなく、本人も旦那もば〜ちゃんも皆感じていた。その予感は見事に的中し、届いた通知は「不合格」。昨日お祝い用にと用意した白薔薇は、残念画像になってしまった。
そもそも、私大2つのうちひとつの願書締め切りを間違えて、WEB出願はしていたのに受験すら出来ず、今回受けた私大にも実は書類不備があって、出願後大学から「間違えて『卒業証明書』が届いているので、早急に『調査書』を送ってください」と救済を受けていたのだ。(卒業証明書はセンター試験用。でも私もあとで使うかもと3通取り寄せていたのがいけなかった)
その大学事務局の方のありがたい対応に報いるためにも(本人の携帯に繋がらず、実家にまで電話をかけてくださった)なんとしても合格したいところだったけれど、果たせなかった。
流石に今回は本人の落ち込み方も酷く、かける言葉が見つからない。どうしたものかと今から受けられる大学を探すも、こればかりは本人がどう思うかわからない。
そんな中見つけたnote記事が泣けました。
我が家も旦那は3浪藝大工芸、私も多摩美入学後も受験、計3回受けているので、わかりすぎて涙なしには読めません。
「ブルー・ピリオド」はやっぱりいかにもアニメになりそうな展開だけれど、こちらは本当にリアル。石膏像のラボルトに朝陽が当たって開眼するくだりは私にも実際にあって、その後の世界の見え方が変わる経験をしたことがあり、やはり実話は違います。(私は大好きな青年マルスを後列から背景入りで描いた時だった)
主人公のお父様のアドヴァイスも藝大生あるあるで、予備校の先生も皆あんな感じ。お父様の同級生、藝大の宮田学長は旦那の工芸の時の教授だったそう。(東京五輪のエンブレム委員長)
学科やそれぞれの実技を積み上げていく過程や、何より学費を自分で稼いでいたところなど、参考になり頭の上がらないところもあるので、長男にはどこかのタイミングで読ませてあげたいなと思いました。
単行本も出ています♪
キャッチコピーの「見よ!美大受験はこんなにも地味で、壮絶で、美しい。」が胸に迫ります☆
デッサンの習い初めは大体木炭デッサンで、鉛筆には練り消しゴムを使いますが、木炭には「食パン」を使うんです。苦学生は大体この食パンを齧りながらデッサンするのを、「地味」という言葉で思い出しました。