
ネガティブ思考になりたいの??
過去のことはもうどうにもならないですよ、大概は。
評価が変わるということはあるでしょうけれど。相対的なものですから、いつまでたっても。
将来や未来のことを悲観してあれこれ考えても、その中で実際に現実現象として体験することはほんの僅かか、もうほとんどないに等しいと思います。
仮にドンピシャでそうなったとしても、それはもう宝くじですよ。
そんな時ほど、あれもこれもと嫌になる程考えて、眠る時間も惜しんでネガティブ思考クジをたくさん買い込んでようやく5等くらいが当たったのですよ。
何も考えずにいきなり5等になった方がストレスは少ないですよ。
一等前後賞なんてまず当たりませんよ。
だいたい当たっところで、そんな最悪な現実が起きてしまったのですから、想定していようともう何とかなりませんよ。
そんな時ほど、もう考えても仕方ないくらいに目の前のことに追われて、それに対処していくだけですよ。
そのくらい、私たちが頭で考えていることなんてほんの僅かな知識、ちっぽけな推測、瑣末な妄想ですよ。
ポジティブなことならいくら考えても自分にダメージなどありませんから良いですが、人間ネガティブな事はやけにリアルな感情まで想起させながら自分を不安にさせては心配になって、精神的にダメージを与えますから。
これは進化の過程で、ある程度不測の事態やデメリットなどを想定している個体の方が生存率が高かったのは確かなのでしょう。
しかし、そうなると現代人はその遺伝子の最先端なのですからとてもネガティブ思考がうまい遺伝子の末裔中の末裔ですよ。
ほっとけば大部分の人間はネガティブに支配されはじめるのですよ。
私はネガティブ思考がダメだ、などとは思っていませんが、何でも過剰になると弊害が出てきますゆえ。
何か一つのことに対して不安や心配になって、ああなったら、こうなったら、こう言われたらと、何パターンも考えても起こることはその時まで分からないし、全パターンハズレでネガティブどころか心配していたのがバカらしくなるくらいすんなりと事が進む場合だってある。
あんなに心配していたのに結果は最高に幸せな出来事になることだって。
だから今この瞬間に想定する未来から、起こりもしないことをあえて「今」にお取り寄せしてネガティブを味わっているなんて、よく噛んで食べなくても当然美味しくないですよ。
全然食べたくもないものをあえて取り寄せて「いただきます」しているんですよ。
まずいに決まってますよ。
それが一つならともかく、あれもこれもと取り寄せては、想定の想定を何パターンか想定したりなんかしてもうマルチですよ。ネズミ講式にネガティブが広がってそれを全て「今」に引っ張り込んでいるんです。
全て想定、仮定なんですから。
でも感情はリアルに転がり落ちますから、今この瞬間に落ち込みますから。
でも想定ですからまだ何一つ起こっていないんですよ。
今実際に困ったことが起きていたって、1秒後にすべて解決するんじゃないかと考えてもいいわけでしょ??
同じ想定の仮定の、空想妄想の世界なのですから。
でもそうは考えません、私たちはネガティブ思考を極めつつある遺伝子の最先端なのですから。
ポジティブな事はあまり考えなくても良いのです、どうでも良いのです。
私たちはネガティブなことに対応する事を常に考えていなければいけない進化を続けて、何とか今もこうしているのですから。
でもそれで辛くなったり、悲観したり、自分を否定したり、挙句の果てに死にたくなったりって、もういじめっ子ですよ。
死にたくなるくらい自分をいじめるのと、死にたくなるくらい他人をいじめるのはどっちも罪でしょ??
自分をいじめても誰も咎めないってだけで、放置されているからいつまでたってもいじめは無くならないんですよ。
いじめなんて最低な行為でしょ??
人が死にたくなるまで嫌なこと考えさせるなんてとんでもなく最低な奴ですよ。
それを自分自身にやっているうちに当たり前になって、慣れっこになってしまっているんですよ。
いじめなんてそんなものですよ。いじめている本人は大して自覚なんて無いものですよ。
でもいじめは無くならないんですよ、それが人間ですから。
だから誰かが守ってやればいいんですよ。
幸い自分の思考は自分で気づくことができますから、自分が気づいて見て見ぬふりをしなければいいだけですよ。
勇気を出していじめっ子に「もうやめてよ。」って言えば少しずつでもネガティブ思考から離れていけますよ。
ただ、まったくなくなるなんて事はないと思いますよ。それにネガティブが0(ゼロ)なんてとてもつまらないですよ。
過剰な状態がいけないんですよ。
ずっとケーキやお菓子だけなんて3日もすれば吐き気がしてきますよ。(私は体質的に合いませんので、甘いもの(砂糖、人工甘味料、その他それに類するもの)は摂取しませんが、、、)
ポジティブもネガティブも全てが、この世界や自分の人生を構成しているのですから。
そもそも主観的な概念ですから、私にとってのネガティブは誰かにとっての、あるいは過去や未来の自分にとってのポジティブだということもありますから。
ただ少なくともネガティブ思考に関しては多くの人が得意とするところですから、あまり深く掘り下げすぎない方が精神衛生上良いと思います、ええ、私はそう思います。
それに、たくさん考えて頭の中だけで先回りをしたつもりでも、ネガティブな現象からは逃れられませんよ。
表面的に対処して回避できている気にはなるかもしれませんが、そもそも本質的なエネルギーの表現形としての現象化なのですから、あの手この手でリスクヘッジしたところで小細工ですよ。
本質的に私たちにはコントロールなんてありませんよ。川に入ってどれだけ暴れ狂ったところで水の流れは変わりませんよ。何事もなかったかのように低いところへ、海に向かって流れていくだけなのですから。
でも自分の運命の流れは自分の行きたい方向へと変えられると思っている。
人間はそういうものでしょ??
でも私たちの運命は船じゃないですよ川ですよ、ただ流れているだけですよ。
起こったことをただ受け入れて、対応したければ対応すればいい。
但しその結果が自分の望んでいるものになるかは、また別の話ですが。