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罪悪感の正体 シロクマ逃亡記3

寝たり起きたり
家事したりしながら
だんだん元気になりつつある
シロクマ逃亡記 その3

体調が良かろうが悪かろうが、
毎日ご飯は食べないといけない
(食べさせないといけない)から、
時々スーパーへ行く。
できるだけ、人の少なそうな時間を見計らって。
買い物に時間がかからないだけでなく、
人目を忍んでいる感じ。なぜ?

スーパーやコンビニ、ドラックストアも
子どもの送迎もまだ良い。
毎日の生活に必要なんだもの。
食べなきゃ死ぬし、子育ても待ってはくれない。
と、誰かに責められたときのために、
お守りのように自分の心の中に言い訳を用意して
家を出る。
誰にも何も言われちゃいないけど。

世の中はGW。
私の体調とは無関係の元気な娘達。
ありがたいことが、
どこにも連れて行ってやれない。
申し訳ないなとも思いつつ、
自分の機嫌は自分で取ってください
というスタンスでいた。

それでもどこにも行けないなら
せめて暇つぶしを買ってくれと
ロフトに連れて行けと言う。
ついでに外でご飯も食べたいと。
。。。

行こうじゃないか。
人が少なそうなGWの平日の朝一なら。

ロフトが入っている店の違う階に
無印が入っている。
最近寝てばかりいるので
新しい枕が欲しい。
早く元気になるためには、寝具は大事でしょ。
別に楽しくショッピングしているわけじゃないから
いいじゃないか。
でも、ネット注文の方が良かったかな。
誰に言い訳してるんだ?

娘と行ったランチは
誰かに見られていたらと思ってしまって
味もしなかったし、
早く食べろと思ったし
なぜか伏し目がちで、
猫背になっていた。

平日の昼間からランチかよ。
いい身分だな。
って思われるかな。
土日だったらいいか。
いや見られる確率が増える。
見られたときに、
元気にしていた方がいいのか
しんどそうな方がいいか。
帰ってとても疲れていた。
がっつり寝た。
何してんだ、私。

一体 誰の何のための罪悪感なんだろう。

そういえば育休の時、
やったー 休める!!と思ったのに
子育てで全然休めなくて、
これは仕事を休まないと、
子育てと産後の体の回復は無理ですよ
と言うことだから休みなのかーと
納得したことがあった。(←遅い!)

他の人が病気で休んでいる時に
羨ましいなあ。私も休みたいと
思っていたような、いないような。
それだけ疲れていたんだなあ。私も。

でも、休めるならしっかり休んでくれたらいい
とも思っていた。
病気になるほど働かないといけないなんて
おかしいと思っていたし、
先生をそんな職業にして欲しくない。

でも、
自己犠牲しません。
家族も犠牲にしません。
と大きな声で言うのが憚られる。
みんな我慢してるから私も頑張らないと?
そんな職場はおかしい。

病休の今。
ただただ寝てゆっくりしているようで
また私はいろんなものと戦ってしまっている。

これからもまた同じように働けるのか?
いや、
同じように働いてはいけないのではないか?
お金を稼がなくてはいけないのに
これからもやっていけるのか?

せっかく休んでいるんだから、
新しい何かをつかみ取りたいもする。
もうがんばらなくてもいいメンタルを
作らなければいけないのではないか?
新しい自分って何だろう?
とか。

全然休めとらんやん!!!!!
謎の戦い。
これら全部が
「罪悪感の正体」なのかもしれない。

他者の視線。
こうあるべきと言う世間体。
できれば好かれたいという気持ち。
がっかりされたくない思い。
期待に応える自分。

自分はこうありたい。
こんな生き方をしたい。

はっきりまだ分からない。

自分に残された時間と持っている力。
それをどんな風に使うか。
使いたいか。使いたくないか。

生き方の強さと
ある程度の揺れを許容できる心。
それも私。と思えるかどうか。
これから体と心を癒やしつつ、
ゆっくり見つけていきたいと思う
シロクマ逃亡記でした。

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