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勝手につぶやき<光る君へ(第13回)&今季ドラマ>

今日の放送内容に触れているので、録画等をこれから見る予定の方はご承知おきください。
いつもながら、思いつくままの順不同。

★嫁姑

先週から4年経って、7歳で即位した一条天皇は11歳に。
元服して、14歳の定子が入内。
絵面ではこのカップルが3歳違いには見えないが、そこは目をつぶるとして。
11歳の帝がなんか幼すぎないか? まあ可愛いけどね。
大人の中で育ったならなおさら、と思うのだが、そこにも目をつぶるしかない。
自分のときは、もうその年齢ではかくれんぼなんか全然面白くなかったのだが、逆に新鮮なのかしら?

詮子の「息子の愛情を取られたような母」の様子がすでに姑っぽい。
吉田羊の巧さもある。
嫁体験のみで姑をやったことのない私は、この年齢になってもまだ姑という存在が怖い。

★物々交換

銭が統一されて貨幣経済になる江戸時代まで、まだずいぶんある。
針を蕪?で買おうとするまひろ。
いやいや、それは無理でしょ。
蕪ひとつで買えるものってなんだろう?

鮎の干物はおいしそう。
「買えないものは見ないようにしている」というまひろに共感。

★人身売買

証文の字が読めないために、騙されて子供を売られてしまう庶民。
躊躇いなく人買い?に我が子を売る親もいるのだろう。

定子入内に焦りを感じた道兼は、まだ7歳の娘の入内に意欲を見せる。
娘を入内させたり息子を婿入りさせるなど子を政争の道具にすることも、ある意味人身売買の気配がある。

★老いと認知症

よその親はそうでも、うちの親は大丈夫という根拠のない楽観性がどこかにある。
だから、親の老いや呆けを最初につきつけられたときの子のショックは大きい。
兼家は認知症なのだろう。
たぶん、点いたり消えたり。
それを知ってショックをうける道長。
倫子は優しくて申し分のない女性として描かれているようだが、「摂政様も人の子」というセリフには、「ああ、やっぱり他人事なんだよなぁ」と感じた。
「老いた親も愛おしい」と言うけれど、私は内心「左大臣は老いたとはいえ呆けてないじゃん」と思ってしまった。
高齢の親を介護しているというと、よく「うちの親も高齢だからわかるわ」と言われたが、認知症であるかないかの差は大きいのよ。

そうして、老いれば老いるほど、人は死ぬのが怖くなるらしい。

★後継者

兼家の命がそう長くないということで後継争いが勃発。
あ、そうなの?
後継者は指名するものなのね。
長男が自動的に継ぐのではないのね。
指名なしに亡くなった場合は、長男が後継するということか。

視聴者は、どう見ても道兼は摂政の器ではないと思っているが、賢そうな公任がなぜそこを見誤っているのだろうか?

★ダメ出し

宣孝が来訪したのは、まひろの婿取り話がメインではなく、兼家の命が危ういことを教えに来たのだろうと思う。
ご子息をまひろにという為時の提案に、あんなに強くダメ出しをする理由は何か?
妻4人、子は5人と言われているが、この時点ですでにまひろを狙っていたのだろうか?

★存在価値

自分が生まれてきた意味を「より良き世を求めて人の役に立つこと」として子供に読み書きを教えるまひろ。
役に立っているという実感なしでは、最愛の人をあきらめた甲斐がない。

★就活

この時代、主が失業中の家はどのように暮らしを立てているのだろうか。
着物は我慢するにしても、紙や筆や墨までも、蕪と引き換えに手に入れられるとは思えない。
4年ものあいだ無官の父は、セミナー講師とかそういう臨時のバイトみたいなものがあるんだろうか。
報酬は何でもらうんだろう?

無収入の父に代わって働こうと思うまひろだが、父が無官ゆえに就職口はない。
父が官職を得ていれば、こんなに一生懸命就活する必要はないのだが。
こういう矛盾、あるのよなぁ。

★女文字

倫子に呼ばれて雇ってもいいと言われるが、さすがにそれはできずに、ほかに決まったと言って断るまひろ。
元カレ(しかもいまもまだ未練断ち切れぬ相手)の妻と仲良しというのは、いろいろと面倒だと思う。
案の定、橋の端と端で出会って固まってしまう道長とまひろだが、「男と女の間には~ 深くて暗い川がある~♪」という歌をつい思い出してしまった。

倫子は漢詩の文を明子と解釈していたけれど、なんとなくまひろのことを怪しんでいる気がする。
「女文字の漢詩」で能力的に真っ先に該当するのはまひろだもの。
それを試すために漢詩の意味を訊いたんじゃないのだろうか。
そして、内容を答えなかったことで、相手がまひろだと確信したのでは?

で、そうだとしても、きっと倫子はおくびにも出さず、まひろとの親密さを続けるのではないか。
今日は、幼い彰子も登場したことだし。

私は、みんなが称賛する倫子を、心のどこかで実は怖い女だと思っている。
兼家を呪詛する明子よりずっと。
いや、別に根拠はないんだけれど。

★まつりごと
全般的に、昔も今も政を行う人の横暴で民が苦しむのは変わっていないね。

今季のドラマがほぼ終了した。
思い出のために、トップ3を書いておく。

1.お別れホスピタル(同率1位)
1.おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか(同率1位)
大きく差を開けて
3.正直不動産2(同率3位)
3.不適切にもほどがある(同率3位)

そもそも最後まで見たのは、この4つと「グレイトギフト」しかない。

「ブギウギ」は、愛助さんがいなくなって以降は視聴熱が降下気味で(水上さんファンというわけではないのだが)見たり見なかったり。
最終回は見た。
主人公が亡くなって終わり、じゃなくて安心したけれど、引退コンサートの場面で幕が下りて終わりでも良かったかな。
その後の暮らしで得られる日常的な幸せは、視聴者の想像の中にだけあるという感じでも。

「虎に翼」も一応最初は見てみるけれど、「ブギウギ」と同じような時代設定で、しかもモデルのある女性一代記というので「またかー」という感じ。
その次の朝ドラにもあまり(全然)期待していないので、当分ドラマの楽しみは有料配信頼み。


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