スーラの左目に映る世界 やれやれ どうだい むこうじまの連中は 優雅なもんだぜ いったい …
深い眠りの堕ち行く先の 浜辺に辿りし 波打ち際 儚いゆめゆめ 砂塵 泡沫 珠となり 天空…
往生者の娑婆の別れ念仏行者の臨終 虚空に宝楼閣が出現し鐘が鳴る 目前の急峻な山頂越しに 極…
縷紅新草 あれあれ見たか、 あれ見たか。 二つ蜻蛉とんぼが草の葉に、 かやつり草に宿…
よごと 眠られぬもの 安眠し 亭主より 眠れる庭の 佳人の薬草の 処方をうけ とけるように深い…
一 五月雲を 風に任せる空に 吹き流しの なびく姿の鯉よ 生まれ育てし この地に…
はるかすぎされし ときより わたくしをつつんでくれるいのち はてのない みらいえいごうま…
平成物語 扇の要 に 灌頂の巻 六道闇に 輪廻転生地獄草子 扇面にまねき分けられし 平成…
さありげさりげに さもありなんさりげなくふく おとめのといきためいき ほらをふき さりゆくも…
月の 満ち欠けが ないものの 正体を思い出す ジャンヌダルクの はだけた胸が 隠された…
むねのときめき おぼえるときこそ こころは いっも うつつに おもいだすたび すがたを…
両翼をいだく 両性具有のかたわれは 欠損をして 帳尻をあわす 運もてぬ 片翼のみの ぶれる…
地元のお宮さんの天然の井戸水です。ご利益ありますように。
セザンヌの塗り残し 司教の説教のあと ヤコブの天使がスケッチしている 頬杖ついた 赤い チ…
モネの幻想 湖の内湖の沼に咲く 蓮の花の葉の上に ひとしずくの雨が 珠となって は 蓮の葉の…
おすべらかしの髪の思い出は かもじなびかせ かたむすび おもいがけない きせつのであい サツ…