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ブランディングへの軌跡③

販路を懸命に探しながら、同時にデザイナーさんとデザインの打ち合わせを進めた。

こだわったのは
1️⃣誰も見たことのない野菜シール
2️⃣一目で印象に残るシール
3️⃣高級感を感じる金色を使う

これでデザインを起こして頂いた。

ブランディングには欠かせない
『デザイン』
ここだけはどうしても拘りたかった

嘘偽りのないように、毎日のように糖度を測りこのデザインに落ち着いた。

金色のシールが貼ってあるほうれん草なんて見たことがないだろうと思った。

あとは『子どもたち』というワードは大切にしたかった。舌が敏感な小さな子がモリモリ食べることができるほうれん草を目指しているからだ。

サンプルで500枚ほど作ってみたものの、1枚あたりの費用が30円かかった…

いや、これは広告宣伝費だ!と心に言い聞かせて決行したのだ。
※しかし次の印刷からは金色はさすがにやめた😅黄色に替えてコストを落としました😭

強烈なインパクトもあり名前も次第に覚えて頂けたし、ほうれん草の味もどんどん良くなっていった。

毎日見てるだけで本当に愛おしい

さらに並行して、通販などで箱に入れるためのリーフレットとレシピの作成に入った。手書きの味のあるリーフレットも考えたが、字の下手くそなワタクシが書いても醜いのでこれも依頼した。

コストはかかるが、
第一印象で『人に覚えてもらう』
ことを優先した

レシピは友人やSNSを通じて知り合った方々からも教えて頂き満足のいくものができた。ここまでくるとコスト計算は後回しで、とにかくブランディングを優先させた。

さてさて販路の方はというと、

名古屋のサノヤさんという老舗のスーパー、名古屋栄のど真ん中にあるオアシス21内にあるGifts premiumさんらを中心に都市部に卸してみた。

ずっと仕事の本拠地であった岐阜県羽島市ではビー珈琲さんの朝市に出店。自ら店頭に立ち毎回かなりの量の極ほうれん草を売り切ることができた。

極ほうれん草は10本に1本程度の収穫しかできないため、少し小さめのサイズのほうれん草などの販路を考えた。

主力商品の高価な極ほうれん草を軸に、『極Jr.』『サラダほうれん草』という3段階に分けて東海地区に展開している大型スーパーのバローさんに出荷するようにした。

道の駅などは、家庭菜園をされている方の出荷もあり価格競争が激しく、量もさばくことができないため販路からは基本的に除外した。

取り扱い飲食店さんもコツコツと増えていき、東京、京都、四日市などへも極ほうれん草を送るようになったのだ。

その中でも強烈な印象だったのが

京都のカレー屋さん🍛
『カレー工房ギャー』さん
『spiceカレーfam』さん
の2店舗。

味の濃い極ほうれん草と戦って頂き、2者それぞれの個性あるほうれん草カレーを作って頂いた。

単なる食材なのだが、極ほうれん草を研究し真摯に向き合って使って頂けたのが本当に嬉しかった。

今期も購入していただき、めちゃくちゃ美味いカレーを作って頂けた。生産者冥利に尽きますね。

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