東京の【自由が丘】を、夫婦さんぽ。食器屋さん巡りの日。
『日々使う器を、お気に入りにするだけで、幸せ度がUP。おうちごはんが、さらにおいしくなる』
おうち時間が増えた今、食事の大切さ・幸せさに気づいた方も多いのではないでしょうか。
「おいしさ」は、目から入る情報や、食べるときの気持ちからも作られます。
「おいしさ」は、様々な要因から形成される、不思議な感覚です。
食器をお気に入りにするだけで、心がホッとする時間が増え、視覚的なおいしさが増します。
大学のときは
「おいしさを形成する要因」について研究していた、おいしさに貪欲な変態アラサーです。
そんな変態が、日常に小さな幸せを運ぶ、食器屋さんを紹介します。
今回は、東京の自由が丘駅。
おしゃれタウンとして、人気の高い街ですね。
《沖縄の器》 やちむん・琉球ガラス専門店
ニライカナイ @ 自由が丘
ぽってりした温かみのある沖縄食器「やちむん」と
沖縄の海を表現したようなキレイさで見惚れてしまう「琉球ガラス」が、所狭しと並んでいます。
琉球ガラスは有名なので、知っている方も多いと思いますが、やちむんという沖縄産の陶器をご存知でしょうか。
やちむんとは?《あすきーnoteメモ》
沖縄の方言で「焼き物」のこと。ぽってりした温かみのあるフォルムで、力強い模様が描かれています。(土を原料にした陶器)
やちむんの歴史《あすきーnoteメモ》
”琉球王国”時代に誕生したので、約400年以上の歴史がある器です。
戦後、中心市街でやちむんの製作が進みますが、器を焼く”登り釜”の煙害が指摘され、ガス釜への転換が進みました。
しかし、伝統的な製法にこだわりをもつ作家さんが、読谷村に移り住み、登り窯による製作を継続しました。
読谷村には、今でも伝統ある”登り窯”があり
「景観も楽しめる器の生産地」として、器好きな観光客に親しまれています。
気になる方は「やちむんの里」で検索!
※中心市街地から距離があるので、コロナ明けに行くときは、レンタカーをご利用ください。
すごく素敵な場所なので、国際通りなどの中心市街地しか行ったことない方は、次回はぜひ「やちむんの里」へ。(中心市街で、飲み歩くのも最高)
コロナが落ち着いたら、大人のデートとして、夫と改めて行きたい場所です。
コロナ禍で沖縄旅行に行けなくなった、みなさま。
自由が丘で、沖縄を感じませんか?
感染対策がきちんとされているお店で、安心してゆっくり見られます。
◇
夏の灼熱dayに訪れたのですが、店内は感染対策で2組入店。熱い日差しの中、店の外で待つことにしました。
すると、優しい店員さんのご好意で、お店の近くの事務所兼倉庫の、クーラーの中で待たせていただくことに。(お気遣いあるご対応に、ほっこり)
待っている間に、作品を見れるようにという、さらなる素敵なご配慮で、琉球ガラスの器が展示されていました。
キレイだったので、写真をパシャリ。
沖縄が好きなことが伝わってくる店員さんの、あたたかい空気感により、店内はまるで沖縄時間。
東京で鍛えられたカチカチの心が、まあるくリセットされること間違いなしのお店です。
【店舗名:ニライカナイ】@自由が丘
ちなみに購入した器は、こちら。
キムチが似合う器です。
(おい、キムチで器の柄が見えん)
ぽってりしたフォルムが、かわいく渋い。
なんとも、小料理屋感!
(そんなことより、器の柄を見せろ)
はい。かっこよくて、かわいい小鉢ですね。
高台(器の後ろの足部分)が適度にあり、
指がかかるため持ちやすく、食べやすいです。
日本の食器は、手で持っていただくことが多いので、
手作りの器は、高台への配慮がされているものが多いです。作り手の気遣いが、素敵ですね。
ぜひ気になる器は持ち上げて、手に馴染む感覚も、お楽しみください。
《愛媛の器》 砥部焼(とべやき)専門店
砥部焼の浜陶 @ 自由が丘
磁器のわりに少し厚みがあり、どっしりした器。
温かみのある模様が描かれた、砥部焼。
(磁器は、石が原料)
「あ、うどん屋さんで見たことがある」と、日本人ならどこかで絶対見たことがあるはずな、砥部焼。
とべやき。
日本の家庭料理にぴったりの器、1つあるだけで、ホッとする食事をいただけることでしょう。
砥部焼とは?《あすきー調べ》
約240年の歴史がある「砥部焼(とべやき)」
江戸時代からの伝統ある器です。
愛媛県で採掘される、伊予砥(いよと)という天然の石が原料。白っぽい石ですが、鉄分が含まれているため、器に焼きあがると、青みがかった白、薄黄色みがかった白、そんな白磁の器になります。
伝統的な模様は3種類(唐草文、太陽文、なずな文)
さて、今回わたしが購入したのは、太陽文という伝統模様の3寸小皿。
(UberイーツのCMみたいに言いました)
餃子用タレ皿を探して三千里...やっと出会えた。
※ こちらの写真は、自宅仕事で餃子を撮影したときのもの。(フードスタイリスト兼カメラマンをすることがありまして)
さて、手作りの器なのに「550円」という、お手軽価格。しかも高品質。なぜ。
◆ 手作り器が、手に取りやすい価格の理由は?
《あすきーnoteメモ》
現代の人気食器の主流は、1人の作家さんがゼロから作る器ですよね。すべての作業を1人で行うため、お値段がそこそこするものも多いです。
しかし、砥部焼は、完全分業で製作する窯元も多い。一定の基準以上に作られた砥部焼は、高品質で比較的安めに購入できます。
(完全分業:成形の職人、絵付けの職人など、プロが分業して製作することにより、高品質なのに手に取りやすい価格の、手作り器ができるのです!)
日本の手仕事って、やっぱりすごい!
磁器のため、食洗機OK(絵付けの種類によっては、使用不可の場合もあるので、店員さんに質問してみてくださいね)
磁器は丈夫なため、食洗機好きな効率派の方におすすめです。
(食洗機好きがここに)
【 店舗名: 砥部焼の浜陶 】@ 自由が丘
砥部焼で最も歴史のある窯元「梅山窯」の器を中心に、数多くの器が並んでいます。
ネットで器を買ったこともありますが、手作業で作られている器は、一つ一つ表情が異なります。
やっぱり器は、手にとって選びたいものですね。
模様も一つ一つ個体差があるのが、味です。
人間味があるってやつです。
さーて、今後の野口家は?は
現在、食洗機やウォシュレットがある、ヴィンテージ・リノベマンションで、東京賃貸暮らしをしている夫婦でごさいます。
(夫は会社員で完全リモート、私はフリーランスのフードスタイリストです)
10月中に、引っ越すことになりました!
(引っ越すといっても、また東京の賃貸です)
食洗機大好き夫婦が、
食洗機なし!ウォシュレットなし!の
デザイナーズマンションに住むことに。
(ウォシュレットは後付けするかも)
仕事でパタパタしつつ、インテリアのイメージを作ったり、インテリアショップで無垢材を愛でてみたり、椅子を勉強すると沼だったり、照明を勉強すると沼だったり、沼の中で引越し準備をしています。
今後は、引き続き「さんぽ記事」「食の記事」
追加で「住の記事」を書いていこうと思います。
【食の変態が住む、東京賃貸暮らし】←?
興味がある方がいらっしゃれば、今後ともよろしくお願いいたします。
(人の家を見たいって、興味本位の方も大歓迎)
人の家を見るのって、なんで面白いんですかね。
間取りとか、使ってる掃除道具とか。
見始めると止まらない、沼です。
沼noteはじめます。←?
※ 引っ越し話や、部屋作りです。
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