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やりますと言う男 考えてますと言う女
常識的な話らしいけど、私は最近まで知らなかった。
世の中には、100%以上の自信がなくても「やります!」という人たちがいるということを。
いや、いることは知っていたけど、
そういう人ほど認められる/成長するということを知らなかった。
1 最近あったこと(ゼミ活動)
今年度、噂の「探究活動」というものをやっている。
簡単に書くと、生徒たちは自分の興味に従ってゼミを選ぶ。
ゼミには、担当教員が2,3人つく。
ゼミ内でさらに小グループに分かれて、一年間かけて何かの研究→まとめを行う。
という感じ。
今年は
私とxさんが二人で30人くらいの生徒を見ていて、いろいろあったけど、活動も終盤。
それで、最後に全体発表会があって、優秀グループ二つを選ばなくてはならなくて。
各ゼミの1位:yホール(外部) 2位:体育館
で発表する予定。
まあ、一年を通して、私たちはどのグループが精力的に頑張ってきているか、知っているわけで、
ゼミ内予選の前から、xさんと、
「A班(女)とB班(女)だよね、迷うのはどちらを1位にするかだけで」
と話してた。
ところが事前に
「発表したい班は、いちおう表明してね~」
と言ってみたところ
授業で使っているアプリに
「発表したいです!!!」
と強く希望を書いてきたのはC班(男)。
ぶっちゃけ、我々の脳内ではゼミで4番目くらいの出来の班。
ちなみに、A班は
「発表させてもらえるならがんばります」
B班は、無表明。
となると、
選ぶ方としては、揺れるわけ。
自分でもびっくりするくらい迷うわけ。
2 ゼミ予選の日
そして、ゼミ内予選の日。
六つのグループすべてがなんとかいい感じに仕上がっていたのだけど
A班はダントツの出来。
B班がぜんぜん、良さを出せてなくて・・・
C班も「めちゃくちゃいい!」というのではなかったけど。
さらに迷う我々。
そこで、もう一度、すべての班に私は問いかけてみた。
代表になりたいかどうか、教えて。と。
今回は紙のコメントカードで提出。
すると
A班(女)「ホールで発表したいです」
B班(女)「発表したいです。応援してくれる人たちがいるから」
C班(男)「発表します!きょう欠席した〇〇も発表したいって言ってました!テスト期間中にスライド直します!!」
C班、押し強すぎるわ(笑)
3 マーシャル・ゴールドスミス「できる人」の法則
それで、表題。
一概には言えないし、ジェンダーだけの問題ではないと思うけど、
やっぱり今回の出来事を通して、私自身が学ばせてもらった。
やりたいことは、
自信がなくても、まずは手をあげないといけないな、と。
マーシャル・ゴールドスミスを知っているだろうか。
この本が有名。
私は↑は読んでいなくて、数カ月前に下の二冊を読んだ。
これらの本を読んでいたからこそ、今回の出来事が響いたのかもしれない。
「あ、これかー!」って。
「できる女」の方に書かれていたことで、目から鱗だったのは
☆女性は、120%以上の準備がととのうまで手をあげない
★男性は、手をあげてから準備を始める
ということ。
もちろん、性別にかかわらず、いろんな人がいるけど、
私は典型的に☆だった。
夫は、典型的な「男性マインド」で
「それ、大丈夫??」というポジションにアプライしてから、力をつけていく人。
だから、ゼミ予選の話をしたときも
「あ~、その男子グループのほうが、世界に通用するよね」
って。
4 まずは手をあげる
今回のことで、代表を「選ぶ」ほうの気持ちがよくわかった。
いやだって、内容でいうと、B班のほうがかなり上だけど、
もっと自信もってよ~
予選で堂々と「私たちが選ばれるべき!」って感じで発表してほしかったな~
もっと積極的にこっちにコンタクトもとってほしかったな~
熱い決意表明もほしかったな~
「努力をくみとってほしい」って、それは無理よ
という気持ちがむくむくと湧き上がってきた。
とりあえず、私とxさん以外のゲストも予選を見てくださっていたので
その方の意見もふまえつつ
もう少し代表決定は迷おうと思う。
そして、私自身も
「まずは手をあげる」
手をあげてしまったら、努力するしかないしね。
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